FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

日12月新車販売台数:12月は前年比マイナス

日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した12月の新車販売台数(軽自動車除く)は262,345台となり、前年比▲1.0%となった。また、11月は258,164台となり、前年比▲5.4%だった。

 

また、全国軽自動車協会連合会(全軽自連)が発表した12月の軽自動車新車販売台数は131,909台となり、前年比▲0.5%となった。11月は148,696台となり、前年比+2.9%だった。

 

日経平均株価:後場から利食い売りを吸収して上げ幅拡大

米国株式市場が過去最高値更新を背景に投資家のリスク選好姿勢が強まり160円近く上げたが、3連休を控えて足もとの急騰に対する利食い売りも出て10円超高まで失速した。後場になると利食い売りを飲み込み買い優勢のまま上げ幅を広げた。結局、前日比208円高の2万3714円と続伸して終了した。

 

東京外国為替市場:リスク選好のドル買い・円売り優勢

ドル/円は、112.75円を挟んでもみ合いとなっていたが、緊急地震速報が伝わるとやや神経質な展開となった。地震速報の直後に112.73円まで下げたものの、その後は直ぐに112.80円台まで買い戻された。日経平均株価が上げ幅を拡大するとリスク選好のドル買い・円売りが進み113円台を回復した。ユーロ/ドルは、1.2075ドル前後で方向感の乏しい動きが続いた。欧州勢の参入待ちの様相となっている。

 

朝『緊急地震速報』の警報音が鳴り響くなか、慌てて売り込んだものの、茨城県での震度が3程度の地震だったことが分かると、一斉に買い戻されるなど不安定な市場となった。地震イコール円買いという動きに変化がないことが分かる場面となった。

 

北朝鮮の表裏交渉:いつもの時間稼ぎの可能性も

北朝鮮情報サイトの『38ノース』は4日、北朝鮮が北西部にある西海発射場でロケット発射の兆候は見られなかったが、様々な計測から今後、ロケット発射実験を行う準備が進んでいることがわかったと伝えた。その一方で、1日の演説で韓国で開かれる冬季五輪に参加する意向を示したほか、韓国とのホットラインを再開し、9日には韓国と会談を行うとの提案を受け入れるなど、平和的解決に向けた意向も覗かせている。どちらが本意なのかは分からないが、過去から繰り返されている時間稼ぎなのかもしれない。

 

米国市場では12月雇用統計が公表

12月にかけて、年末商戦向けの臨時雇用が増加した。小売や住宅販売の底堅さのほか、ハリケーン復興事業などもあって、米国の雇用は緩やかな改善傾向の持続が注目される。前日に公表された同じ12月の米ADP雇用統計は前月比で+25万人の増加となり、市場予想の+19万人を大きく上回った。過去9ヶ月では最大の伸びとなった。参考となる11月実績は非農業部門雇用者数が前月比+22.8万人、失業率は4.1%、平均時間給は前年比+2.5%だった。12月については非農業部門の雇用者数は20万人未満の増加にとどまる見込みだが、失業率は4.0%まで低下する可能性がある。平均時給は11月実績と同じ伸びとなる見込み。

 

欧米イベント

○16:00   11月独小売売上高指数(予想:前月比1.0%)
○16:45   12月仏消費者信頼感指数(予想:103)
○16:45   12月仏消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.3%)
○19:00   11月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.3%/前年比2.5%)
○19:00   12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(予想:前年比1.4%)
○22:30   11月カナダ貿易収支(予想:11億3000万カナダドルの赤字)
○22:30   12月カナダ雇用統計(予想:新規雇用者数変化2000人/失業率6.0%)
○22:30   12月米雇用統計(予想:非農業部門雇用者数変化19万人/失業率4.1%/平均時給、前月比0.3%)
○22:30   11月米貿易収支(予想:500億ドルの赤字)
○24:00   12月カナダIvey購買部協会景気指数
○24:00   11月米製造業新規受注(予想:前月比1.1%)
○24:00   12月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数(総合、予想:57.6)
○6日00:15   ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○6日02:30   メスター米クリーブランド連銀総裁、講演

 

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