★日経平均株価:手仕舞い売りに押され小幅続落
前場は前日の米国株高や円高一服で買い安心感が広がり金融株や商品市況の堅調を受けた資源関連株に買いが優勢となったものの、買い一巡後は個人投資家を中心に利益確定売りが重しとなった。年末の薄商い相場の中で、短期筋主導による不安定な地合いが続いた。結局、前日比19円安の2万2764円と小幅続落で本年取引を終了した。
★東京外国為替市場:年末で市場参加者減少で小幅な値動き
ドル/円は、113円手前で上値の重さが意識されると、市場では『本邦輸出勢から月末・期末に絡んだ売りが出た』との指摘があり、112.60円台まで値を下げた。ユーロ/ドルは、取引手掛かりに乏しく朝方から1.1940ドル前後でのもみ合いが続いている。
★来年も英国のEU離脱の行方がポンド相場の試金石に
英国はこれから2019年3月の離脱最終期限まで、移行期間の調整、通称交渉など調整を続けていく。スケジュール的には、分かっているところでは、2018年3月までに移行期間などお調整、4月以降に関税など包括的な通称関連交渉がスタートし、10月までに実務的には決着できないと、2019年3月の離脱は困難になる。EU側にしても、英国の『いいところ取り』はさせないとめ、この交渉は難航することは明らかとなる。またスコットランドの独立問題なども再燃する可能性もあり、ともかく来年のポンド相場は神経質な値動きになりやすい。
★FOMCのメンバー交代:来年はタカ派より
来年イエレン米FRB議長からパウエル新議長に交代するが、その手腕には注目が集まる。ただ、パウエル新議長は、イエレンFRB議長の方針を踏襲すると見られている。ただ、未だFRB副議長の後任人事が決まっていない。さらに、FOMC面罵0が入れ替わり、ハト派はブレナード理事以外は交代する。そのため、来年のFOMCではタカ派的の動きとなりやすい。そのため、12月のFOMCで、2018年に3回の利上げが想定されたが、米経済動向を受けて4回となるのかが注目される。
注意点は、例年米国は第1四半期の米経済が減速しやすいことや、ISM量指標の動きを見ると、この指標が『60』をピークに落ち込む傾向があることには注意が必要。
★欧米イベント
○15:00 11月南アフリカマネーサプライM3(予想:前年比5.79%)
○18:00 11月ユーロ圏マネーサプライM3(予想:前年比4.9%)
○19:00 外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
○22:00 12月独消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.5%)
○英国、ドイツは半日取引
○米債券市場は短縮取引
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