★日10月住宅着工件数:市場予想を大きく下回る
10月の新設住宅着工戸数は年率93万3000戸、前年比▲4.8%となり、市場予想の年率95万2000戸、前年比▲2.8%を下回る結果となった。
日本の景気回復にも陰りが見え始めている可能性が高い。
★日経平均株価:日銀のETF買い思惑で上げ幅拡大
米国株市場でハイテク株比率の高いナスダック総合指数が下落した影響から、半導体関連株を中心に売りが出た。一方で、金融株の上昇が指数を押し上げるなど、前場は前日終値近辺を挟んで一進一退の動きとなった。後場になると日銀による株式ETF購入の思惑や売り込まれていたハイテク株が買い戻され、上げ幅を拡大した。結局、前日比127円高の2万2724円と続伸して終了した。
★東京外国為替市場:日本株高を好感した円売り優勢
ドル/円は、午前中は112.00円前後でのもみ合い商状が続いていたが、日経平均株価が150円超高を支えにリスク選好の円売りが強まり112.10円台まで上昇した。欧州市場でも米長期金利動向が焦点となる。ユーロ/ドルは、新規の取引材料に乏しく、終日1.1860ドル前後で推移した。欧州勢参入待ちの様相となっている。
★末尾7の付く年のアノマリーは今晩で途切れる
19887年から過去13回、1度も例外なく8月から11月にNYダウが強烈な下落を演じてきた西暦『末尾7の付く年』のアノマリーが14回目の本日NY終了時に途絶えることになる。1987年10月の1日で22%の暴落となったNYダウ『ブラック・マンデー』、1997年のタイ・バーツ暴落に端を発したアジア通貨危機と翌年のLTCM破綻、2007年8月『パリバ・ショック』に端を発した米住宅バブル崩壊と例外なく過去13回は大幅下落相場となった。そのアノマリーも本日NYダウが突然大幅下落とならなければ、14回目にして途絶えることになる。
★南アランド下落一服も来月の党首選睨みの展開に
南アフリカの財政悪化を背景として格付け会社からの格下げの思惑から南アランド安が進み、11月13日には一時7.77円まで安値を付けた。しかし、その後は一転してショートカバーの買戻しが進んでいる。11月24日には米格付け会社S&Pが『BB+』から『BB』へ格付けを引き下げた。そのため、一旦南アランド売りが強まったが、格付け会社ムーディーズが格下げを見送ったことで買い戻しが続いている。さらに12月16-20日に開催予定の南アフリカ民族会議(ANC)党大会での党首選でラマポーザ減副首相が勝利するのではないかとの見方が広がっていることも買い戻しの支えとなっている。党首選はラマポーラ氏とズマ氏の後任とされる元夫人のドミニカ氏の一騎打ちとなっており、投票日が近づくにつれ、もう一段の荒れ相場が予想される。ドミニカ氏勝利に傾くとズマ氏の権力維持から南アランド売り。
★北朝鮮の挑発行動で米国軍需産業に恩恵
トランプ米政権は、北朝鮮が米本土全域に到達する可能性がある大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発を加速している状況を踏まえ、弾道ミサイル防衛(BMD)の拡充・強化に取り組む。米国はアラスカ州フォートグリーリー基地とカリフォルニア州バンデンバーグ基地に北朝鮮のICBMを迎撃する地上発射型迎撃ミサイル(GBI)を配備、ハワイ州を含めた米全土の防衛を目指す。そのため、2018年会計年度予算に20発を積み増すことを盛り込んだ。22年までに60億ドル(約6600億円)が必要になると言われる。
★米国市場では10月PCEコア指数が公表
参考となる9月実績は前年比+1.3%だった。8月実績をわずかに上回っており、インフレ鈍化は一服するものの、持続的な物価上昇に寄与する項目は少ない。帰属家賃などが強い動きを見せない場合、PCEコア指数は11月以降も1.4%前後で推移する可能性が高い。
★欧米イベント
○15:45 7-9月期スイス国内総生産(GDP、予想:前期比0.6%/前年比0.8%)
○16:00 10月独小売売上高指数(予想:前月比0.3%)
○16:00 11月英ネーションワイド住宅価格指数(予想:前月比0.1%)
○16:45 11月仏CPI速報値(予想:前月比0.1%)
○16:45 10月仏卸売物価指数(PPI)
○17:00 11月スイスKOF景気先行指数(予想:109.7)
○17:00 メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事、ビスコ・イタリア中銀総裁、講演
○17:15 10月スイス小売売上高
○17:55 11月独雇用統計(予想:失業率5.6%/失業者数変化▲1万人)
○18:30 10月南アフリカ卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.6%/前年比5.0%)
○19:00 11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(予想:前年比1.6%)
○19:00 10月ユーロ圏失業率(予想:8.9%)
○19:00 プラートECB専務理事、講演
○21:00 7-9月期インドGDP(予想:前年同期比6.4%)
○21:00 10月南アフリカ貿易収支(予想:55億ランドの赤字)
○22:30 7-9月期カナダ経常収支(予想:200億カナダドルの赤字)
○22:30 10月米個人消費支出(PCE、予想:前月比0.3%)
個人所得(予想:前月比0.3%)
PCEコアデフレータ(予想:前月比0.2%)
○22:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万件)
○23:45 11月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:63.0)
○1日02:30 クオールズ米連邦準備理事会(FRB)副議長、講演
○1日03:00 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
○石油輸出国機構(OPEC)定例総会(ウィーン)
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