FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

日経平均株価:海外勢の先物売りに上げ幅縮小

前日米国主要株価指数の過去最高値更新を背景にリスク選好の買いが先行し、主力値がさ株の上昇に加え半導体関連や電機株など好業績銘柄に買いが集まり一時260円超高まで買われた。ただ、日米の祝日休場を控えてヘッジファンドなど海外短期筋による先物の利益確定売りに上げ幅を縮小した。。結局、前日比106円だかの2万2523円と続伸して終了した。

 

東京外国為替市場:ポジション調整によるドル売りを観測

ドル/円は、長期金利が低下したことを受けて、日米金利差縮小を見越したドル売りが進み、一時112.15円まで値を下げた。明日の勤労感謝の日を前にポジション調整によるドル売りが観測される。一方で、市場では『112円割れ水準には本邦勢による押し目買いが観測されている』ためドルの下落ペースは緩やかになっている。ユーロ/ドルは、1.1730ドル台での方向感を欠いた動いた動きが続いた。そのため、欧州勢参入待ちの様相となっている。

 

強気派の1人は金価格は5年以内に5000ドル超

金融業界の強気派の1人、マキューエン・マイニングのロブ・マキューエンCEOは、金か買うは底入れしたとの見方を示した。同氏は現在1オンス当たり役1280ドルの金価格について、5年以内に5000ドルを上回る可能性があると予想した。低金利政策が続き、金が地政学的および金融リスクから資金の逃避先として利用される中、投資化が金投資にリターンを追及するためと説明している。ただ、同氏は昨年9月、金価格が年末までに1700~1900ドルのレンジで取引される可能性があると予測していたが、ドル相場の上昇で年末時点の金価格は1150ドルを下回った。

 

米上院の税制改革法案採決は早ければ月末30日

米上院議会は20日、515ページに及ぶ抜本的な税制改革法案のテキストを初めて公表した。共和党指導部は10日以内に本会議での採決を計画している。議会は今週、休会に入る。上院指導部は、今月27日の週に休会が明けた後、本会議採決を計画していると述べている。計画が順調に進めば、早ければ30日に採決が行われる可能性がある。上院が税制案を可決した場合、両院協議会で両院案の調整が行われる。

 

米国市場では10月の耐久受注が公表

同じ10月のISM製造業景況指数では『新規受注』が63.4となり、9月の64.6から減速した。9月のハリケーン復興需要期待などを受けて、8月の60.3から急上昇しており、反動鈍化となった。参考となる9月実績は、前期比+2.0%になった。民間航空機・同部品の受注が大幅に増えたことが要因となっている。企業の設備投資の先行指標とされる『航空機を除く非国防資本財』の受注は3ヶ月連続で増加した。輸送関連を除く数字は前月比+0.7%だった。10月については、9月の伸びが大きかったことから小幅な増加にとどまる見込み。『航空機を除く非国防資本財』の受注は10月も前月比プラスになると予想される。

 

米国市場ではFOMC議事録(10月31日-11月1日分)

FRBは9月のFOMCで金利正常化に向け、今年と来年の利上げ回数を3回との見通しを堅持した。来年3回の利上げ観測が広がればドル買いが強まる可能性もある。

 

欧米イベント

○17:00   10月南アフリカ消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.3%/前年比4.8%)
○17:00   ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○21:00   MBA住宅ローン申請指数
○22:30   10月米耐久財受注額(予想:前月比0.3%/輸送用機器を除く前月比0.5%)
○22:30   前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万件)
○24:00   11月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値、予想:▲0.8)
○24:00   11月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、確報値、予想:98.0)
○23日04:00   米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10月31-11月1日分)
○米財務省2年、5年、7年債入札条件

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