★日8月全産業活動指数:予想下回る
経済産業省が発表した8月の全産業活動指数(季節調整値、平成22年=100)は前月比0.1%上昇となり、市場予想の前月比0.2%上昇を下回った。
★中国経済指標:ほぼ市場予想通りの結果
○7-9月期実質GDPは前期比+1.7%、前年比+6.8%となり市場予想通り
○9月小売売上高は前年比+10.3となり、市場予想の前年比+10.2%を上回る
○9月鉱工業生産は前年比+6.6%となり、市場予想の前年比+6.5%を上回る
○9月固定資産投資(除農村部/年初来)は前年比+7.5%となり、市場予想の前年比+7.7%を下回る
5年に一度の共産党大会に集まった党主導部にとって持続的な経済成長は追い風となる。習近平総書記は党大会に出席した代表らに対し、中国が急成長モデルから質の高い発展に重点を置くモデルに移行しつつあると述べた。指導部が膨らむ債務問題への対応や余剰設備の削減、環境汚染対策に取り組む計画を推進するなか、経済成長の持続力は党大会後に試される。
★日経平均株価:21年ぶりの高値圏に
前日の米国株高や外国為替市場の円安進行を背景に主力株中心に買いが優勢になった。前引けにかけては140円超上昇し21年ぶりの2万1500円台乗せとなった。ただ、前日までの12日続伸となり高値警戒感から利益確定売りに上げ幅を縮めた。結局、前日比85円高の2万1448円と13日続伸して終了した。
★東京外国為替市場:アジア市場では全般小動きの展開
ドル/円は、日経平均株価が10円超高まで上げ幅を縮めると112.87円まで下げたが、引けにかけて日経平均株価が再び上げたことで113.05円付近まで持ち直した。ユーロ/ドルは、1.1800ドル前後でのもみ合いが続き欧州勢の参入待ちの様相となっている。
★12月の南アフリカ民族会議党大会:事実上の大統領選
12月の南アフリカ民族会議(ANC)党大会での新党首選を非開けるなかで、ズマ大統領が早くも動き始めた。17日には反対勢力とされるエネルギー相や内務相、通信相などをはじめ6名の閣僚を更迭する内閣改造を突如発表した。大統領2選目のズマ氏は次回2019年の大統領選には出馬できず、後任者として元夫人でアフリカ連合委員長のドラミニ・ズマ氏を推しており、12月新党首選にはドラミニ氏が立候補する予定となっている。一方、対抗馬としてANCの主要支持母体である国内最大労働組合のCOSATUも支持するラマポーザ副大統領となる。以前からANC内でもラマポーザ氏を支持する派閥も多く、仮に12月の党首選でドラミニ氏に軍配が上がったとしても、ラマポーザ氏が支持者を率いて離党し、最大野党の民主同盟(DA)と組むとの声も出るなど12月の党大会への警戒感は高まっており、政局動向には注視する必要がある。
★イエレン議長の再指名反対:米保守派議員
米下院の保守派議員はトランプ大統領がイエレンFRB議長を再指名しないよう促す取り組みを開始した。同大統領は次期FRB議長の候補者を絞り込んでおり、19日にイエレン氏と面談する予定となっている。FRB議長は大統領の指名と、上院の承認を経て就任するため、下院に指名承認を直接阻止する権限はない。保守派の一部は次期議長の候補の1人で、オバマ前大統領が示したパウエルFRB議長にも難色を示している。候補者はイエレン、パウエル両氏と、スタンフォード大学のテイラー教授、ウォーシュ元FRB理事、コーン国家経済会議(NEC)委員長の5人に絞って選好している。
★欧米イベント
○15:00 9月スイス貿易収支
○17:30 9月英小売売上高指数(自動車燃料含む、予想:前月比▲0.1%/前年比2.1%)
○21:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万件)
○21:30 10月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:22.0)
○22:30 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁、講演
○23:00 9月米景気先行指標総合指数(予想:前月比0.1%)
○米財務省2年、5年、7年債入札条件
○欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル、20日まで)
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