★日経平均株価:中間決算期待で底堅い展開
米国株式市場の上昇につれた買いが入ったほか、来週から本格化する9月中間決算を控えて業績拡大を期待した買いが進み60円超上げた。ただ、前日まで11日続伸で約21年ぶりの高値警戒感から利益確定の売りも出て下げに転じる場面もあった。結局、前日比26円高の2万1363円と12連騰で終了した。
★東京外国為替市場:シンガポール市場休場で為替市場は小動き
ドル/円は、シンガポール市場が休場となっている影響で取引参加者が減少しており、112.20円を挟んで小動きで推移した。しかし、後場に日経平均株価が60円超上げたことを支えに112.33円まで値を上げた。ただ、引けにかけて日経平均株価が伸び悩むといったんドル買いも収まった。ユーロ/ドルは、小幅ながら全般ドル高が進んだ流れに沿って1.1759ドルまで弱含んだ
★進まない英国のEU離脱協議
離脱に関しては、英国とEUの協議に進展が見られない。メイ首相はユンケル欧州委員長と16日非公式夕食会合を開催した。EUが発表した声明では『会合が建設的だった』としたが、問題となっている清算金に関して合意は見られず、何の進展もなく、一部の英国政府高官は11月に危機に陥る可能性にも言及したと、英フィナンシャルタイムズ紙が報じた。英国はすでに200億ユーロの生産機で合意済み。メイ首相はこれ以上、支払う意向は見せない。一方、ドイツのメルケル首相は、メイ首相に資金を支払わなければ、協議を開始しないと警告した。EU側は600億ユーロ必要だと主張している。
★北米自由貿易協定(NAFTA)の交渉延期を好感
ワシントンで11-17日に行われていた北米自由貿易協定(NAFTA)の第5回会合が終了し、共同声明では『交渉期限を2017年末から2018年まで延長する』とし、年内妥結の断念を決定した。米国側が提示したNAFTA改正案についてはメキシコ・カナダ両国が反対の意志を示すなど依然として大きな溝を埋められなかった。一方で、10日にはグアハルド・メキシコ経済相がNAFTAからの撤退の可能性を示唆するなど、市場ではNAFTA協定が破綻するとの懸念が広がっていただけに先送りを好感したペソ買いが入り、ドル安・ペソ高が進んだ。
★米国市場では9月の住宅着工件数が公表
前日17日に公表された全米ホームビルダー協会(NAHB)の10月住宅市場指数も、5カ月ぶりの高水準となっている。米国では8-9月にかけて、複数の大型ハリケーンに見舞われた。被災地を中心として、住宅関連では復興や復旧の需要が焦点となっている。参考となる8月実績は前月比▲0.8%、118万戸となった。一戸建て住宅は回復したが、集合住宅は減少した。9月については先行指標となる8月建設許可件数は+3.4%だったものの、人手不足、建材価格の上昇、ハリケーンの影響が残ることから、着工件数は8月実績並みの水準にとどまる見込み。
★欧米イベント
○17:00 9月南アフリカ消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.4%/前年比5.0%)
○17:10 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
○17:30 9月英雇用統計
○17:30 6-8月英失業率(ILO方式、予想:4.3%)
○18:00 8月ユーロ圏建設支出
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○20:00 8月南アフリカ小売売上高(予想:前年同月比2.7%)
○20:45 プラートECB専務理事、講演
○21:00 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、カプラン米ダラス連銀総裁が討論
○21:30 8月カナダ製造業出荷(予想:前月比▲0.3%)
○21:30 9月米住宅着工件数(予想:117万5000件、前月比▲0.4%)
建設許可件数(予想:124万5000件、前月比▲2.1%)
○23:15 クーレECB理事、講演
○23:30 EIA週間在庫統計
○19日03:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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