★日9月消費者態度指数:市場予想を上回る
内閣府が発表した9月の消費者動向調査によると、消費者心理を示す消費者態度指数(一般世帯、季節調整値)は43.9となり、前月に比べて0.6ポイント上昇となり、市場予想の43.5を上回った。
★豪中銀金融政策会合:市場の予想通り現行金利を据え置き
オーストラリア中銀は政策金利を現行の1.50%に据え置くことを決定した。事前予想通りながら、初期反応はやや豪ドル売りが優勢となった。声明では『政策スタンスを変更しないことが経済の持続可能な成長と、時間をかけてインフレ目標を達成することに一致すると判断』『部分的に米ドル安を反映して、豪ドルは今年半ばから上昇している』『為替レートの上昇は希続き経済における物価圧力の抑制に寄与すると予想される』などと伝わった。
★日経平均株価:海外勢の買いがけん引
米景気拡大期待や前日のNYダウが4日続伸に最高値を更新を好感して海外投資家の買いが先行した。また、外国為替市場での円安進行を受けてトヨタなど自動車株を中心に買いが集まった。市場では『海外勢からの買いが目立った』との指摘があり、指数は約2年1カ月ぶりに2万500円を上抜けした。結局、前日比213円高の2万0614円と大幅続伸となった。
★東京金外国為替市場:米長期金利上昇で全般ドル買い優勢
ドル/円は、時間外の米長期金利が上昇したほか、日経平均株価が200円超高まで上昇したことを支えにリスク選好の円売りが優勢となった。ただ、9月高値113.26円手前ではドル売りが観測されており、一旦伸び悩んでいる。ユーロ/ドルは、全般ドル買い圧力が高まった影響から一時1.1696ドルと8月17日以来の安値を付けた。
★希望の党が躍進なら円高見通し:ゴールドマンサックス
ゴールドマン・サックスはリポートで『外国為替市場では、少なくとも金融政策を巡る「希望の党」の見解がもっとはっきるするまでは、ドルの対円相場は世論調査での同党支持率と逆相関の関係になるだろう』と指摘している。来年4月に任期を満了する黒田日銀総裁が続投することになるかどうかも、選挙の重要なポイントの一つになる。希望の勝利が日銀に与える影響について、『改革やリセットを掲げている点を考えると、日銀の緩和姿勢の持続可能性に疑念が生じ、総裁候補の範囲が広がる』と分析している。
★米朝軍事衝突で考えられる為替相場:円高・円安要因
もし北朝鮮と米国の軍事衝突が現実となり、日本が巻き込まれる事態なった場合、為替市場はどうるのか。
・低金利の円を借り入れ、高金利通貨に投資していたトレーダーが直ぐにポジションの解消に動くことで、円が押し上げられる(円高)
・日本株の約3割を保有すする海外投資家が、武力衝突の日本への被害や企業業績への打撃に委縮し、日本から資金を引き揚げる(円安)
・同様の理由で日本人が国外に資金を回避させる(円安)
・日本の保険会社や企業の保険金の支払いや被災による資金需要を賄うために、海外の資金を日本に還流させる(円高)
・米国経済への打撃を織り込む形で米国債利回りが低下し、ドル安になる(円高)
・軍事支出が増えるとの思惑が米経済見通しを高め、ドルが上昇する(円安)
★欧米イベント
○17:30 9月英建設業購買担当者景気指数(PMI、予想:51.1)
○18:00 8月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.1%/前年比2.3%)
○ドイツ(統一記念日)、休場
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 1月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 | 31 |