★4-6月期豪住宅価格指数市場予想上回る:住宅債務のリスク
豪連邦統計局が発表した4-6月期の豪住宅指数は前期比で1.9%上昇となり、市場予想の前期比1.3%上昇を上回った。また、前年同期比は10.2%上昇となり、市場予想の前年同期比9.2%上昇を上回った。
豪準備銀行(中央銀行)の理事会議事要旨には、堅調な雇用の伸びをよそうするとの見解が含めていた。ただし、住宅債務のリスクは残されているとの記述も含まれている。
★日経平均株価:米株高と円安を好感した買い
前日のNYダウ株価が7日続伸の最高値更新や連休中の米長期金利上昇による円安で買いが先行し8月以来の約1カ月ぶりに2万円台を回復した。後場には1ドル111円台後半への円安に伴う輸出関連株への海外投資家の買いに一時上げ幅を400円超に広げた。結局、前週末比389円高の2万0299円と大幅続伸となった。年初来高値を更新する大幅高となった。
★東京外国為替市場:総じて円売り地合い継続
ドル/円は、日経平均株価が400円超上げ幅を拡大したことから、リスク選好の円安地合いが広がった。ただ、米長期金利が低下したことを手掛かりに円買いが進む場面も見られた。昨日高値の111.66円を上抜けて買いが加速し、一時111.87円と7月26日以来の高値を更新した。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の上昇につれて一時1.1991ドルまで値を上げた。ただ、本日からFOMC会合が開催されることから、海外市場ではFRBの政策決定を見極めようと、積極的な売り買いは手控えられる可能性もある。
★米国市場では8月輸入物価指数が公表
8月にかけては資源価格などが安定していた。また、為替市場ではドル安が進行しており、政界経済の回復とあいまって輸入物価には下支え要因となりやすい。過度なインフレ低下つ力を緩和させ、米長期金利の低下とドル安の歯止め材料となる可能性もある。ただ、IT化や自動生産などにより、構造的な物価下落の圧力が続いている。世界的にも構造的な低インフレは問題になっており、改めて物価の低迷が示される可能性も残っている。
★米国市場では8月の住宅着工件数が公表
先行指標である住宅着工件数は7月に前月比▲4.1%となり、減速が示されている。住宅着工は建築関連労働者の減少や住宅着工コストの上昇、割安の土地の減少といった供給制約が重しとなっている。また大型ハリケーンによる被害を受けて、着工の遅れも警戒される。ただ、住宅市場では中古住宅を中心に売りだし物件や在庫の減少が目立っており、新規の住宅着工が後押しされている可能性も消えていない。
★欧米イベント
○17:00 7月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)
○18:00 7月ユーロ圏建設支出
○18:00 9月独ZEW景況感指数(予想:12.0)
○18:00 9月ユーロ圏ZEW景況感指数
○21:30 7月カナダ製造業出荷(予想:前月比▲1.7%)
○21:30 4-6月期米経常収支(予想:1160億ドルの赤字)
○21:30 8月米住宅着工件数(予想:117万4000件、前月比1.7%)
建設許可件数(予想:122万件、前月比▲0.8%)
○21:30 8月米輸入物価指数(予想:前月比0.4%)
○米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
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