★日経平均株価:海外から割安株に買いに上げ幅拡大
朝方に北朝鮮がミサイルを発射した影響もあって小安く始まったものの、売り一巡後は割安感の強い銘柄を注視に買い戻しが入った。輸出企業や金融など主力株中心に割安とみた海外投資家の買いに上げ幅を広げた。結局、前日比102円高の1万9909円と反発して取引は終了した。
★東京外国為替市場:日本株高でドル買いの流れ
ドル/円は、北朝鮮の弾道ミサイル発射による過度な警戒感は緩和され、日経平均株価の上昇を手掛かりにドル買い・円ルの流れとなった。ただ、米長期金利が2.187%まで上昇した後は伸び悩んだことで、積極的なドル買いは仕掛けづらい展開となった。ユーロ/ドルは、円絡みの取引が中心となったため、1.1915ドルを挟んだ水準で方向感が出なかった。
★米国市場では8月の小売売上高が公表
米朝債会社オートデータが発表した8月の米新車販売台数は148万3330台と前年同月比▲1.9%減となった。減少は8カ月連続となった。参考となる7月実績は前月比+0.6%。自動車販売の増加や裁量的支出の伸びが大きかったことが要因となった。ガソリン、建材、食品サービスを除いたコア売上高は前月比+0.6%だった。8月については7月に高い伸びを記録したことから、伸び率は7月実績を下回る見込み。
★米国市場では8月鉱工業生産が公表
同じ8月指標では米ISM製造業景況指数の『生産』が61.0となり、7月の60.6から改善した。14日の米国株式市場では、米航空機製造大手のボーイングが、生産の加速ペース見通しを示していた。8月は季節要因として、電力など公的部門の生産増加も下支え材料となる。参考となる7月実績は前月比+0.2%で伸び悩みは市場予想を下回った。鉱業は前月比+0.5%、電気・ガスは+1.6%だったが、製造業は▲0.1%だった。自動車・関連部品の生産が落ち込んだことが要因となった。8月については製造業がやや回復すると見られているが、大幅な伸びは期待出来ない
★米国市場では9月NY連儀製造業景況す数が公表
前月に8月は25.2と7月の9.8から大幅上昇しており、9月はテクニカルな反動減速が警戒される。大型ハリケーンの影響や自動車販売の減速、米トランプ政権による減税などの政策遅延も悪材料となりやすい。
★米国市場では9月ミシガン大学消費者信頼感指数速報が公表
米国では9月にかけて、2つの大型ハリケーン被害に見舞われた。ガソリンなど商品相場も上昇傾向にあり、消費マインドへの打撃が懸念されやすい。参考となる8月のCB初h視野信頼感指数は122.9で前月の改定値から2.9ポイント上昇、また、8月ミシガン大学信頼感指数改定値は96.8だった。9月については、8月実績に近い水準になるとみられる。
★欧米イベント
○16:00 ビスコ・イタリア中銀総裁、講演
○17:15 ラウテンシュレーガー欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○17:50 ブリハ英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○18:00 7月ユーロ圏貿易収支(季節調整前)
○19:30 ロシア中銀、政策金利発表(予想:8.50%に引き下げ)
○21:30 9月米ニューヨーク連銀製造業景気指数(予想:18.0)
○21:30 8月米小売売上高(予想:前月比0.1%/自動車を除く前月比0.5%)
○22:15 8月米鉱工業生産指数(予想:前月比0.1%)
設備稼働率(予想:76.7%)
○23:00 9月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値、予想:95.0)
○23:00 7月米企業在庫(予想:前月比0.2%)
○16日04:00 国連安全保障理事会、北朝鮮に関して緊急会合
○ユーロ圏財務相会合(タリン)
○欧州連合(EU)財務相理事会(タリン、16日まで)
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