★独8月消費者物価指数(CPI)改定値:市場予想通り
8月のドイツCPI改定値は前月比0.1%上昇となり、速報値・市場予想通りとなった。
★独8月卸売物価指数(HICP):前月を上回る
8月のドイツHICPは前月比+0.3%、前年比+3.2%となり、7月の前月比▲0.2%、前年比+2.2%を上回った。
★日経平均株価:利益確定売りに上値重い
前日の米国株式市場で主要3指数が揃って過去最高値を更新したことや、外国為替市場で円yすが進んだことを好感した買いも入った。ただ、今週に入ってから約500円の上昇となっていることもあり、利益確定売りに上値を抑えられる場面も見られた。結局、前日比89円高の1万9865円と3日続伸で取引を終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は110円飛び台でこう着
ドル/円は、対ユーロを中心にドル安が進むと一時109.98円まで値を下げた。ただ、110.00円割れでは押し目買いが見られるなど一段と売りが進む展開にもなっていない。日経平均株価が終日堅調推移が続いたことから、リスク選好的なドル買い・円売り基調が続いた。午後の日経平均株価が一時110円超高まで上げたことで110.16円付近まで強含んだものの、利益確定売りに押されたことで上値も限られた。ユーロ/ドルは、1.200ドル手前で上値の重さを確認したこともあり、1.1970ドルだいまで伸び悩んだ。
★ビットコイン円:軟調地合い
仮想通貨であるビットコインは軟調な展開となっている。昨日、JPモルガン・チェースのダイモンCEOが『ビットコインは詐欺、最終的に破滅する』と述べたことが引き続き売り材料視されている。ビットコインは13時過ぎに一時43万3300円と8月22日以来の安値まで下げ足を速めた。
★金は米8月PPI(生産者物価指数)を見極める展開
米ドル高・ユーロ安がやや一服していることや、米インフレ関連指数である8月PPIの発表を控え目先的にはポジション調整的な売買が主体となりそうだ。もし、米8月PPIが市場予想を上回ると、FRBによる年内利上げ観測が再浮上し、安全逃避の金需要はやや低下する可能性がある。一方で、PPIが市場予想を下回ると、利上げ観測が後退してドル安傾向となり金の買い材料となりやすい。
★米国市場では8月生産者物価指数(PPI)が公表
8月にかけてドル安が進んだほか、原油価格などの資源価格が安定化した。輸入物価の底上げを通じて、物価指標の上昇要因となりやすい。世界的な景気回復から、物価指標では中国・英国などで市場予想を上回る上昇が見られている。しかし、8月の雇用統計では、賃金が伸び悩んでいるほか、携帯電話や医薬品、中古自動車関連などでの物価下落圧力が継続している。また、非正規社員が中心となっていることで、消費者の低価格指向が根強く残っている。構造的な低インフレに対する警戒感も強まっており、物価の低迷が示される可能性も残っている。
★欧米イベント
○15:00 8月独卸売物価指数(WPI)
○15:00 8月独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比0.1%)
○16:15 8月スイス生産者輸入価格(予想:前月比0.2%)
○17:30 8月英雇用統計
○17:30 5-7月英失業率(ILO方式、予想:4.4%)
○18:00 7月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比0.1%)
○19:00 7-9月期南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○20:00 7月南アフリカ小売売上高(予想:前年同月比2.5%)
○21:30 8月米卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.3%)
食品とエネルギーを除くコア指数(予想:前月比0.2%)
○23:30 EIA週間在庫統計
○14日02:00 プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○14日02:00 米財務省、30年債(120億ドル)入札
○14日03:00 8月米月次財政収支(予想:1190億ドルの赤字)
○英中銀金融政策委員会(MPC、14日まで)
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