★豪住宅指標が改善で上昇=NZドルは中銀総裁発言で下落
オーストラリアの7月住宅建設許可件数は前月比▲1.7%、前年比▲13.9%となり、市場予想の前月比▲5.0%、前年比▲16.6%を上回る改善となった。そのため豪ドル買いが強まった。一方で、ウィラー・ニュージーランド中銀総裁は『より安いニュージーランド・ドルが必要』などと発言したことからNZドルは反落となった。
★日経平均株価:地政学リスク後退と円安を好感
北朝鮮情勢を巡り『米国との軍事衝突に至らない』との見方から米国株式の上昇や、外国為替市場で1ドル=109円台後半への円安も買い材料視され一時1万9500円を上回った。結局、前日比144円高の1万9506円と反発して終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は109円台後半でもみ合い推移
ドル/円は、一時109.91円まで上昇する場面があったが、仲値後は伸び悩む展開になった。市場では『110.00円に本邦輸出勢からのドル売りが観測されている』との指摘もあり、やや上値が重くなった。その後は110円台までの上昇が見込みにくいことから、109円台後半から利益確定売りなどが強まり109.70円台でのもみ合い相場となった。ユーロ/ドルは、円絡みの取引が中心となったため、1.1970-80ドル台での小動きが続いた。欧州勢がユーロ売りで参入すると1.1961ドルまで下落した。
★北朝鮮を巡る地政学リスクピークは9月9日か
国連安保理が29日北朝鮮問題で非公開会議を開催、日米両国が北朝鮮への石油禁輸を提起したとされ、中国やロシアの対応を含め採決の行方次第で国連決議への挑発や9月9日北朝鮮『建国記念日』への懸念がくすぶり、北朝鮮が再び過激な挑発に出る可能性があり注意が必要となる。そのため、ドル/円の反発は短期的なドルショートカバーの域を出ず依然として上値の重い展開が予想される。
★米国市場では8月ADP雇用統計が公表
8月は自動車や資源業界などが生産削減や在庫圧縮を進めたほか、米国では完全雇用の進捗で新規雇用増加の伸びシロが狭まっており、雇用統計は回復ペースの鈍化が警戒されやすい。一方で米国では7月に小売売上高が改善し、輸出もドル安や世界経済の復調などで輸出が増加に転じているため、過度な下振れは抑制される可能性がある。
★米国市場では4-6月期国内総生産(GDP)改定値が公表
速報値は前期比年率+2.6%で1-3月期の実績(同+1.2%)を大幅に上回った。需要項目別では個人消費が前期比年率+2.8%に回復し、成長率の押し上げに寄与した。民間設備投資は+5.2%、外需の寄与度は2期連続でプラスとなった。改定値については民間sツ美投資や外需が上方修正される可能性があるため、成長率は速報値+2.6%をやや上回る可能性がある。
★欧米イベント
○15:00 7月南アフリカマネーサプライM3(予想:前年比6.10%)
○16:00 8月スイスKOF景気先行指数(予想:107.0)
○17:30 7月英消費者信用残高(予想:15億ポンド)
○17:30 7月英マネーサプライM4
○18:00 8月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値、予想:▲1.5)
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○21:00 8月独消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.1%)
○21:15 8月ADP全米雇用報告(予想:18万5000人)
○21:30 4-6月期カナダ経常収支(予想:174億カナダドルの赤字)
○21:30 4-6月期米国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比年率2.7%)
○22:15 パウエル米連邦準備理事会(FRB)理事、講演
○23:30 EIA週間在庫統計
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