★欧州タイムから注意:経済指標とドラギ総裁講演に注意
本日は日本時間16:00~17:00にかけて欧州の製造業PMI・非製造業PMIの指標が発表されるほか、ドラギECB総裁講演が控えていることから、ユーロの売買が激しさを増す可能性がある。
★日経平均株価:トランプ大統領発言から伸び悩んで終了
前日の米国株が大幅に上昇したことを背景に買いが先行し、一時170円超上げた。しかし、市場では『26週移動平均線の1万9580円付近がレジスタンスとして意識された』との指摘があり、一巡後は利食い売りに押された。さらに、昼休み時間にトランプ大統領が『(メキシコとの国境)壁の建設に政府閉鎖も辞さいない』と発言し先物が伸び悩んだ。結局、前日比50円高の1万9434円と6日ぶりに反発して終了した。
★東京外国為替市場:トランプ大統領発言からドル売り優勢に
ドル/円は、日経平均アk部下が上げ幅を縮小すると次第に上値が切り下がった。トランプ米大統領が『壁建設資金を巡り政府閉鎖も辞さない構え』と発言すると、米政権運営を巡る先行き不透明感から109.40円台まで下げた。その後はショートカバーの動きから109.50円台まで下げ渋るなど売りが一服した。ユーロ/ドルは、1.1760ドル付近で値動きが細った。欧州勢参入待ちの様相となっている。本日は欧州経済指標やドラギECB総裁の講演待ちとなっている。
★米税制改革進まなければ共和党は下院で過半数を失う可能性も
2018年に中間選挙を控え、政権が掲げている税制改革などの経済政策を実施することができなければ共和党が下院で過半数を失う可能性も指摘されている。このため、2018年以前に議員は、ヘルスケア案で合意することにより予算に目処を立て税制改革を実施、景気の押し上げを図ることがいかに重要であるかに気が付くことになる。シティグループは、法人税は現行35%から大統領が共和党下院が示していた15-20%ではなく25%に引き下げられると見ている。ムニューシン米財務長官は『一時よりも恒久的な減税が好ましい』『一時的な減税は何もしないよりもまし』と指摘した。
★米国市場は7月の新築住宅販売が公表
米国では7月にかけて金利が低下したほか、雇用統計の改善や平均賃金の持ち直しなどが見られている。9月の新学期に向けた引っ越し需要などもあり、住宅販売は打たれ強さが期待されやすい。7-8月の米国企業の決算発表では、住宅建設メーカーが底堅い内容を示していた。参考となる6月実績は年率換算で前月比+0.8%、61.0万戸となった。米国西部の販売戸数が反動減となる可能性があることや、在庫不足の状態を続けていることから、6月実績を若干下回る可能性がある。
★欧米イベント
○16:00 8月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値(予想:54.5)
○16:00 8月仏サービス部門PMI速報値(予想:55.8)
○16:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
○16:30 8月独製造業PMI速報値(予想:57.6)
○16:30 8月独サービス部門PMI速報値(予想:53.3)
○17:00 8月ユーロ圏製造業PMI速報値(予想:56.3)
○17:00 8月ユーロ圏サービス部門PMI速報値(予想:55.4)
○17:00 7月南アフリカCPI(予想:前月比0.3%/前年比4.7%)
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○22:05 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
○23:00 7月米新築住宅販売件数(予想:前月比横ばい/61万件)
○23:00 8月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値、予想:▲1.8)
○23:30 EIA週間在庫統計
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