★日経平均株価:様子見ムード強く値幅の少ない相場展開
4日続落の反動から自律反発狙いの買いが入ったものの北朝鮮を巡る地政学リスクやジャクソンホール会合(24-25日)を非開けて様子見ムードが強く上げ渋る展開となった。結局、9円安の1万9383円と小幅5日続落で終了した。
★東京外国為替市場:手掛かり材料乏しく小動きの展開
ドル/円は、本邦実需勢や長期資金と見られるドル買いが続いた。また米長期金利が上昇したことも下支えに109.33円まで強含んだ。ただ、日経平均株価は前日終値を挟んで方向感を欠くなど手掛かり材料に乏しく、109.25円前後の値動きが続いた。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の上昇につれて1.1824ドルまで小幅に上げたが、昨日高値の1.1828ドルを上抜けに失敗すると1.1804ドルまで失速した。米長期金利の上昇も重しとなって、対ドルで欧州通貨が売られた影響から一時1.1795ドルと日通し安値を付ける場面もあった。
★22日北朝鮮が米国への報復を警告
北朝鮮は、米国が米韓合同軍事演習への警告を無視したため、『無慈悲な報復』に直面するだろうと警告した。朝鮮中央通信(KCNA)は朝鮮人民軍のスポークスマンを引用し、米国が北朝鮮は『何もせずに気楽に座っている』と考えるのは誤りだと伝えた。KCNAは軍事演習の継続と米軍当局者の韓国訪問が朝鮮半島で『模擬戦争』の環境を作り出していると指摘した。mた、KCNAは米国に対し、北朝鮮が『引き金に指を置き、いつでも報復の砲撃のシャワーを浴びせる準備をしていることを決して忘れるべきではないと述べた。
為替市場でもドル/円は109円台前半まで回復したものの、日々北朝鮮による米国への挑発的なコメントが流れてくるだけに、地政学リスクからも上値追いは難しい状況となっている。
★電気自動車(EV)の普及によって銅需要増加
国際同協会(ICA、NY)は、EVの急速な普及によって、銅の需要が2017年18万5000トンから2027年174万トンへ、9倍超に増える予測を発表した。世界の普及台数が27年に2700万台まで増加するとし、銅需要を押し上げると分析している。EVは電気モーター内の巻き線や各種の配線に銅を大量に使用する。ICAによると、内燃機関の自動車では約23キロ、ハイブリッド車(HV)では約40キロ、プラグハイブリッド車(PHV)は約60キロを使用する。EVでは約83キロ、ハイブリッド式のバスでは約89キロ、バッテリー駆動のバスでは約224-369岐路の銅が必要となる。
★欧米イベント
○15:00 7月スイス貿易収支
○17:30 7月香港消費者物価指数(CPI、予想:前年同月比2.0%)
○18:00 8月独ZEW景況感指数(予想:15.0)
○18:00 8月ユーロ圏ZEW景況感指数
○21:00 コンスタンシオ欧州中央銀行(ECB)副総裁、講演
○21:30 6月カナダ小売売上高(予想:前月比0.2%/自動車を除く前月比0.1%)
○22:00 6月米住宅価格指数(予想:前月比0.5%)
4-6月期米住宅価格指数
○23:00 8月米リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:10)
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