FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

独7月生産者物価指数(PPI):し上昇を上回る

ドイツ7月PPIは前月比+0.2%、前年比+2.3%となり、市場予想の前月比±0.0%、前年比+2.2%を上回った。

予想を上回る結果となったが、為替相場ではほとんど材料視されていない。

 

日経平均株価:リスク回避の動きが強まり大幅続落

トランプ政権の政策実現力への懸念が高まり、前日の米国株が大幅に下落したことを背景に売りが先行した。売り一巡後は鉱業関株や海運株などが物色されたため下げ幅を緩める場面も見られた。午後になると109円台前半まで円高が進んだことや、週末のポジション調整などから下げ幅を広げた。結局、日経平均株価は前日比232円安の1万9470円と大幅3日続落して終了した。

 

東京外国為替市場:ドル/円の下値では本邦勢のドル買い

ドル/円は、国内機関投資家と見られるドル買いが109.30円付近に観測されており、アジア時間では底堅い展開となった。ただ、トランプ政権の先行き不透明感などリスク要因が複数あり、週末海外市場ではドルの一段安の可能性も残る。ユーロ/ドルは、ドル/えの下落に伴ったユーロ買いが入り一時1.1740ドルと日通し高値を付けた。

 

中国住宅バブルがやや沈静化

中国の新築住宅価格が上昇した都市の数は7月に前月比で減少した。不動産取引規制の影響が出始め、不動産市場の過熱が抑制されつつあることを示す。中国国家統計局は発表した調査対象の主要70都市のうち、新築住宅価格が前月比で上昇した都市数は56都市となった。6月は60都市だった。下落は9都市、横ばいは5都市となった。

 

米国市場では8月ミシガン大学消費者信頼感指数が公表

同じ8月指標ではNY連銀、フィラデルフィア連銀の製造業景況指数が底堅さを示した。米国では金利低下やドル安、世界経済の復調、資源価格の安定化などが経済を下支えており、消費者信頼感も打たれ強さが注目される。最近では7月の小売売上高が、底堅さを示した。参考となる7月確報値は93.4で、速報値93.1から上昇修正された。景気現況指数と消費者期待指数確報値は上方修正された。8月については雇用の改善が続いていることや追加利上げの影響は特にないことから、7月確報値に近い水準になると見られる。

 

欧米イベント

○15:00   7月独生産者物価指数(PPI、予想:前月比横ばい)
○17:00   6月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)
○18:00   6月ユーロ圏建設支出
○21:30   7月カナダ消費者物価指数(CPI、予想:前月比横ばい/前年比1.2%)
○23:00   8月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値、予想:94.0)
○23:15   カプラン米ダラス連銀総裁、講演
○北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉の第1回会合(ワシントン、20日まで)

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

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