★日6月第三次産業指数:市場予想を下回る
経済産業省が発表した6月の第三次産業活動指数は前月比横ばいとなり、市場予想の前月比0.2%上昇を下回った。
★日経平均株価:北朝鮮情勢への警戒感に上値重い展開
昨日の大幅安を受けて自立反発狙いの買いが先行したものの、北朝鮮を巡る地政学リスクに対する警戒感も根強く、その後はマイナス圏まで下押しして推移した。日本株は3連休前の持ち高調整売りも観測された。結局、前日比9円安の1万9729円と3日続落で取引を終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は110円付近でもみ合い相場
ドル/円は、110円付近でもみ合い相場が続いた。朝鮮半島有事への過度な警戒感は後退した。北朝鮮がグアム周辺への攻撃を示唆していることで、朝鮮半島有事への警戒感は続いているが、前日に比べれば懸念はやや後退した。また、実需筋によるドルの買い戻しでドル/円は底堅い展開となった。ユーロ/ドルは、対NZドルなどでドル買いが進んだ流れに沿って一時1.1726ドルまで下押しした。欧州勢待ちの様相となっている。
マティス米国防長官が、『北朝鮮問題には軍事的な選択肢もある』としながら『外交努力が継続している』と明言するなど、8日のトランプ米大統領の発言の火消し役に徹したことで、NY市場後半にかけては過度な地政学リスクは後退している。
★ダドリー米NY連銀総裁の講演に注目
今週は連日FRBメンバーが講演で言及している通り、『9月FOMCでのバランスシート縮小による正常化プログラム開始』の正当性を確認することになる。また、次回の利上げ時期が焦点になる。現在は北朝鮮を巡る地政学リスクの動きの陰に隠れている。いずれにしても、なかなか上昇してこない米長期金利のトレンドに変化が出てくるか、準備を始める必要があるのかもしれない。
★米国市場では7月生産者物価指数(PPI)が公表
7月生産者物価指数(PPI)は、インフレ指標として注目されやすい。参考となる6月実績は前年比+2.0%、コア指数は+1.9%となった。前月を上回る内容となれば、成長持続を背景に利上げ期待が高まり、ドル高を押し上げる可能性がある。
★欧米イベント
○15:45 6月仏鉱工業生産指数(予想:前月比▲0.6%)
○17:30 6月英鉱工業生産指数(予想:前月比0.1%)
製造業生産高(予想:前月比横ばい)
○17:30 6月英貿易収支(予想:110億ポンドの赤字)
○21:30 6月カナダ新築住宅価格指数(予想:前月比0.5%)
○21:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万件)
○21:30 7月米卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.1%)
食品とエネルギーを除くコア指数(予想:前月比0.2%)
○23:00 ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演
○11日02:00 米財務省、30年債(150億ドル)入札
○11日03:00 7月米月次財政収支(予想:520億ドルの赤字)
○11日03:00 メキシコ中銀、政策金利発表(予想:7.00%で据え置き)
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