★中国インフレ経済指標:市場予想を下回る
中国統計局が発表した7月消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.4%上昇となり、市場予想の1.5%を下回った。また、7月卸売物価指数(PPI)は前年同月比5.5%上昇となり、市場予想の5.6%上昇を下回った。
豪6月住宅ローン件数や7月中国消費者物価指数(CPI)、7月中国卸売物価指数(PPI)が予想を下回ったことで豪ドル売り・米ドル買いが強まった。また、朝方にケント豪準備銀行総裁補佐が『商品相場と関連のない豪ドル高は成長を阻害も』と豪ドル高をけん制したほか、北朝鮮を巡り地政学リスクの高まりから豪ドルが売られやすい地合いとなっている。
★日経平均株価:地政学リスクと円高を嫌気した売り優勢
北朝鮮情勢の緊迫化を背景に地政学リスク回避姿勢が強まった。株価指数先物に海外勢からまとまった売りが持ち込まれたことに伴い、下げ幅をを広げた。109円台の円高を嫌気して後場に一時下げ幅を300円超に広げた。結局、257円安の1万9738円と続落して取引を終了した。
★東京外国為替市場:地政学リスク回避の円買い優勢
ドル/円は、トランプ米大統領は、ミサイル発射で米国への挑発を続ける北朝鮮に対し、『炎と猛威に直面する』などと警告した。一方、北朝鮮はグアム周辺地域へのミサイル攻撃を示唆するなど、朝鮮半島情勢で緊張が高まった。これを受け、日経平均株価が大きく下げ、ドル・円はリスク回避的なドル売り・円買いが強まった。市場からは『トランプ大統領も無視して放っておけば良いに』との声も多く聞こえているが、黙っていられない性分からか北朝鮮の思うつぼとなっている。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の下落につれる形で1.1719ドルまで下押ししたが、前日安値の1.1715ドルが意識され一旦下げ止まった。
★ズマ南ア大統領8回目の不信任決議:否決で南ア失速
ズマ南ア大統領にとっては、8回目の『不信任決議』が南ア議会で採決された。首都ケープタウンでは相変わらず『ズマ大統領退任』のプラカードを持ったデモ隊が行進するなか、初めて『無記名投票』での不信任決議が行われた。結果は『不信任』に賛成が177票、反対が198票とかなりの僅差で否決となった。与党ANC所属の議員が249席あるのに対して野党の議席151議席、単純に計算すると26人の造反者が出た。今回は前日に急騰『無記名投票』になったことを受けて、市場ではズマ大統領退任への期待感が台頭した。南アランドが急騰していただけに、いつもの結果を受けて、当然にように南アランドは失速した。
★欧米イベント
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○21:15 7月カナダ住宅着工件数(予想:20万5000件)
○21:30 6月カナダ住宅建設許可件数(予想:前月比▲1.9%)
○21:30 4-6月期米非農業部門労働生産性速報値(予想:前期比0.7%)
○23:00 6月米卸売在庫(予想:前月比0.6%)
○23:30 EIA週間在庫統計
○10日02:00 米財務省、10年債(230億ドル)入札
○10日06:00 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)、政策金利発表(予想:1.75%で据え置き)
○南アフリカ(女性の日)、休場
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