★独6月鉱工業生産:市場予想下回る
ドイツの6月鉱工業生産(季節調整済み)は前月比▲1.1%、前年比+2.4%となり、市場予想の前月比+0.2%、前年比+3.7%を下回った。
指標公表後は、ユーロが若干売られる展開となった。
★日6月の景気動向指数:一致指数は予想通り、先行指数は予想上回る
内閣府が発表した6月の景気動向指数(CI、速報)は現状を示す一致指数が117.2となり、市場予想と同じだった。また、先行指数は106.3となり、市場予想の106.2を上回った。
★東京外国為替市場:ドル/円は110.70円前後でこう着
ドル/円は、値頃感から国内実需筋による買い戻しが先行したが、その後は国内外から目立ったフローは観測されず、110.70円前後でこう着状態となった。米NYダウ先物がプラス圏で推移しており、今晩の米株高を見込んだドル買いが入りやすい地合いとなっている。ただ、米長期金利が2.26%付近で伸び悩んでおり、積極的なドル買いは手控えられている。ユーロ/ドルは、前週末の急落に対する買い戻しが続き、一時1.1800ドルまで値を上げた。しかし、独6月鉱工業生産指数が予想よりも弱い内容だったことから相場の重しとなった。
★日経平均株価:終日小幅な値動き
前週末の良好な米雇用統計を受け、米国株が上昇した流れを引き継いで買いが先行した。また、為替市場で1ドル=110円台後半で推移したほか、18年3月期の純利益を上方修正したトヨタなど輸出関連株が買われ一時上げ幅を133円広げた。結局、前週末比103円高の2万0055円と反発して終了した。
★早ければ来月にもドル/円は100円程度に急騰:野村アセットマネジメント
円相場は対ドルで、早ければ来月にも100円程度への急騰する可能性がある。そのきっかけは、米国の政治的な混乱や金融政策見通しの揺らぎだが、底流にはドル相場が歴史的な規模の下落局面に入りつつある中で、円がまだ割安な水準に放置され投機的な売りも膨らんでいることがあると指摘している。実質為替レートを例に挙げて、1985年と2002年に続き、今年初めから大きな波動の3度目の下落局面に入りつつあると説明した。国際決済銀行(BIS)の統計によれば、ドルの実質実効為替レートは6月に113.81.トランプ大統領が衆院した1月に付けた約13年半ぶり高値118.93から下げたが、2000年以降の平均の109.01円を上回ったままとなっている。
★米司法副長官はロシア疑惑捜査:証拠あさりではない
ローゼンスタイン副長官は日曜のニュース番組への初出演となった『FOXニュース・サンデー』で、『モラー特別検察官は司法省のルールと規制に従う必要がある。われわれは証拠あさりは行わない』と語った。また、同氏は、モラー特別検察官が大陪審を使って情報収集を行うかどうかについてコメントを控えた。ただ、一般論として、大陪審の設置は起訴の可能性について何も示唆せず、『総裁の過程で利用する手段の一つにすぎない』と説明した。
★欧米イベント
○15:00 6月独鉱工業生産(予想:前月比0.2%)
○16:15 7月スイス消費者物価指数(CPI、予想:前月比▲0.3%)
○23:45 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
○8日02:25 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁、講演
○8日04:00 6月米消費者信用残高(予想:155億ドル)
○石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要参加国が専門家会合(アブダビ、8日まで)
○カナダ(市民の日)、休場
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