★独6月製造業受注:市場予想上回る
ドイツの6月製造業受注は前月比+1.0%、前年比+5.1%となり、市場予想の全g熱比+0.5%、前年比+4.4%を上回った。
発表後は良好な指標を受けユーロ買いが強まる展開となっている。
★日経平均株価:円高進行で輸出関連株に売り
前日の米国株式市場でハイテク株安が進んだことが嫌気され、半導体関連株を中心に売りが出た。また、外国為替市場で110円割れとなる円高が進行したことも嫌気した輸出関連株への売りと相まって投資家心理を冷やし、一時下げ幅を96円に拡大した。結局、前日比77円安の1万9952円と続落して終了した。
★東京外国為替市場:全般動意の乏しい展開
ドル/円は、国内輸入企業からのドル買いに支えられて下値の堅さを確認すると、全般にドル買い戻しが進んだ。市場では『米系短期筋から利益確定目的の買いが散見された』との指摘もあり、一時110.18円まで下値を切り上げた。次第に動意も乏しくなり、110.10円を挟んだもみ合い相場となった。ユーロ/ドルは円絡みの取引が中心となるなか、1.1875ドルを挟んだもみ合い相場となった。
★NY時間帯でロシア問題調査についての動向に注目
東京早朝に米WSJ紙が『モラー特別検察官、ロシア問題調査で大陪審を設置』と報じた。そして、トランプ・ジュニア氏が昨年6月にロシア人弁護士と面会した件で大陪審は召喚状を既に発行したとされ『ロシアゲート』が改めて米国政治リスクとなった。この報道が東京早朝だったことで、NY時間帯でどのように消化されるかが注目される。
★米国市場では7月の雇用統計が公表
7月指標ではADP雇用統計やISM製造業景況指数の雇用指数などで、下振れの減速が目立っている。7月は季節的な工場の面・案すや設備更新などにより、操業停止が一時的な雇用減少を招く過去のパターンも見られてきた。参考となる6月実績は非農業部門雇用者数が前月比+22.2万人、失業率は4.4%だった。6月は20万人超の雇用増となり、4、5月分も上方修正された。7月については新規保険申請件数の推移を考慮すると雇用増は6月実績をやや下回る見込み、ただ完全雇用に近い状態であることから、雇用情勢の改善は続いている。また、雇用統計の時給データがFRBの『減速は一時的』という見方を裏付けることが出来るかどうかが注目される。
★米国市場は6月貿易収支が公表
参考となる5月実績は▲465億ドルで貿易赤字額はやや縮小した。輸出額が2015年4月以降で最大となったことが要因だった。6月については輸出が順調に推移していることから、貿易赤字幅は5月をやや下回る見込みとなっている。ただし、自動車や消費財の輸入額が増加する可能性があるため、貿易収支の大幅な改善は期待出来そうにない。
★欧米イベント
○15:00 6月独製造業新規受注(予想:前月比0.5%)
○21:30 6月カナダ貿易収支(予想:12億5000万カナダドルの赤字)
○21:30 7月カナダ雇用統計(予想:新規雇用者数変化1万人/失業率6.5%)
○21:30 6月米貿易収支(予想:445億ドルの赤字)
○21:30 7月米雇用統計(予想:非農業部門雇用者数変化18万人/失業率4.3%/平均時給、前月比0.3%)
○23:00 7月カナダIvey購買部協会景気指数
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