FITS エコノミックレポート

★豪6月住宅建設許可件数：市場予想を大きく上回る

オーストラリア連邦統計局が発表した6月の豪住宅建設許可件数は前月比で10.9%増加となり、市場予想の前月比1.0%増を大きく上回った。

発表直後は豪ドル買いが強まったが、その後は売りに押され発表前の水準まで下落して推移。

 

★日経平均株価：アップルの好決算とNYダウ続伸を好感

米アップルの好決算や前日のNYダウの6日続伸5日連続の最高値更新を受けて買いが先行した。電気機器や金融株中心に買いが優勢となり、一時上げh場を128円に広げた。結局、94円高の2万0080円と続伸し節目の2万円を回復して終了した。

 

★東京外国為替市場：総じてリスク選好の円売り優勢

ドル/円は、NYダウ先物高や日経平均株価が一時120円超高と上げ幅を拡大するなか、株高を支えにドル買いが継続した。一位110.92円まで値を上げた。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の上昇につれて一時1.1830ドルまで上昇した。

 

★米7月自動車販売は大幅減：トヨタは堅調

7月の米国自動車販売はアナリストが予想したよりも大きく落ち込んだ。調査会社オートデータによると、7月の米自動車販売は調整後ベース年率換算で1670万台と、前年同月の1780万台から減少した。アナリスト予想は1700万台だった。ただそのなかでも、予想外の堅調を維持していたのはトヨタで7月は3．6%増の販売だった。

 

★米国市場では7月のADP雇用統計が公表

6月は市場予想を下回る伸びとなったことから、7月は反動的な回復が期待される。ADP雇用統計は3月以降、増加幅の拡大と縮小が繰り返されている。7月にかけて金利低下やドル安、現価格の安定化どもあり、製造業や資源業界にはプラスの環境となっている。ただし、7月のISM製造業景況指数では、『雇用』が55.2と6月の59.5から低下した。米トランプ政権の混乱や、季節的な夏季の工場メンテナンス、設備投資などにより操業停止などもあり、雇用者数が伸び悩む可能性もある。

 

★欧米イベント

○16:15　　　6月スイス小売売上高
○16:30　　　7月スイスＳＶＭＥ購買部協会景気指数（予想：58.8）
○17:30　　　7月英建設業購買担当者景気指数（ＰＭＩ、予想：54.0）
○18:00　　　6月ユーロ圏卸売物価指数（ＰＰＩ、予想：前月比▲0.1％／前年比2.5％）
○18:00　　　インド中銀、金融政策決定会合（予想：6.00％に引き下げ）
○20:00　　　ＭＢＡ住宅ローン申請指数
○21:15　　　7月ＡＤＰ全米雇用報告（予想：19万人）
○23:30　　　ＥＩＡ週間在庫統計
○24:00　　　メスター米クリーブランド連銀総裁、講演
○3日04:30　　　ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
○英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ、3日まで）