★日5月景気動向指数:強弱まちまちの動き
内閣府が発表した5月景気動向指数(CI,改定値)は現状を示す一致指数が115.8となり、速報値115.5を上回った。また、先行指数は104.6となり、速報値の104.7を下回った。
★日経平均株価:日銀のETF買い思惑で押し目買い
前週末の米株式市場の下落を引き継ぎ1ドル=110円台の円高を受けて輸出採算悪化を嫌気した売りに一時下げ幅を200円近辺まで広げた。後場になると日銀の株式ETF買いの思惑があり押し目買いが入って下げ幅を縮めた。結局、前日比124円安の1万9975円と節目の2万円割れとなり続落して終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は111円を挟んで方向感に乏しい展開
ドル/円は、一目均衡表下限の110.76円を下抜け出来なかったことから、一時ショートカバーが進んだ。しかし、午前中は国内勢による買い戻しが観測されたが、午後には買い戻しも一巡し、ドル/円の戻りの鈍い展開となった。また、米長期金利が伸び悩んでいることもあり、ドル買いを仕掛けづらい展開となった。ユーロ/ドルは、材料不足から1.1670ドル前後でのもみ合い相場が継続した。欧州勢待ちの様相となっている。
★米与野党が対ロ制裁強化で合意:トランプ大統領は『拒否権』を発動するか
米上下両院で多数派の共和、少数派の民主両党の指導部が、すでに上院を通過しているロシアに対する生産強化法案について一部修正した上で合意したと報じている。法案は制裁の緩和や解除には議会の審査を必要とすると定め、トランプ大統領の権限を大きく制限するないよとなっている。
トランプ大統領は拒否権を発動することもできるが、『ロシアゲート』問題が再燃するなか拒否権を発動するか注目されている。
また、米上院司法委員会がトランプ政権を巡る『ロシア疑惑』の解明に向け、26日に予定していたトランプ大統領の長男トランプ・ジュニア氏とトランプ陣営元幹部マナフォート氏の公聴会について、延期することを決めたと報じられている。
今晩は、娘婿のクシュナー氏がロシア疑惑を巡り米上院司法委員会で証言する予定となっている。証言前までは政治懸念がドル安や円高の材料になりやすい。ただ、新材料がなければ材料出尽くしからドル高や円安になりやすい。
★米国市場では6月の中古住宅販売件数が公表
先行指標となる中古住宅販売成約指数は、5月に前月比▲0.8%となり、3ヵ月連続のマイナスとなった。参考となる5月実績は年率換算で前月比+1.1%の562万戸で市場予想を上回った。供給不足の状態が続いており、販売価格の中央値は過去最高値となった。6月については在庫水準が十分回復していことから、5月実績を下回る可能性が高い。販売価格が上昇していることも影響するものと見られる。しかし、6月にかけて、米長期金利が低下した。米FRBによる先行きの利上げ継続警戒感もあり、駆け込み需要が焦点となる。
★欧米イベント
○16:00 7月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値(予想:54.6)
○16:00 7月仏サービス部門PMI速報値(予想:56.7)
○16:30 7月独製造業PMI速報値(予想:59.2)
○16:30 7月独サービス部門PMI速報値(予想:54.3)
○17:00 7月ユーロ圏製造業PMI速報値(予想:57.2)
○17:00 7月ユーロ圏サービス部門PMI速報値(予想:55.4)
○21:30 5月カナダ卸売売上高(予想:前月比0.5%)
○23:00 6月米中古住宅販売件数(予想:前月比▲0.9%/年率換算557万件)
○25日01:00 スメッツ・ベルギー中銀総裁、講演
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