★独5月国際収支:予想上回る
ドイツの5月経常収支は173億ユーロの黒字となり、市場予想の154億ユーロの黒字を上回った。内訳では貿易収支は220億ユーロの黒字となり、市場予想の187億ユーロの黒字を上回った。
公表後はユーロが若干買われる展開となった。
★中国6月物価指数:CPIは市場予想を下回る
中国国家統計局が発表した6月消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.5%上昇となり、市場予想の1.6%を下回った。6月卸売物価指数(PPI)は前年同月比5.5%上昇となり、市場予想通りとなった。
発表後は、豪ドルが対円で上げ渋りながら、日中の高値圏を維持させている。
★日6月景気ウオッチャー調査:市場予想を上回る
内閣府が発表した6月の景気ウオッチャー調査によると、街角の景況感を示す現状判断指数は50.0となり、市場予想の49.0を上回った。また前月の48.6から改善した。
2000人を対象に毎月実施。判断指数は3ヵ月前と比べた景気の状況を『良くなっている』から『悪くなっている』まで5段階で評価する。全員が変わらないと答えた場合は指数は50になる。
★日経平均株価:円安で輸出関連株中心に買い優勢
前週末の米国株が上昇したほか、外国為替市場での1ドル=114円台での円安を背景に自動車株など輸出関連銘柄を中心に買いが強まり、140円超上昇して始まった。買い一巡後は利食い売りに押されたものの、下値は底堅かった。結局、前週末比151円高の2万0080円と反発して取引を終了した。
★東京外国為替市場:株高を好感しリスク選好の円売り
ドル/円は、日本株高を背景に上昇し、前週末にNY市場で付けた114円台を回復した。朝方は113円台を付けていたが、日経平均株価が寄り付きから堅調推移となり、リスク選好的なドル買い・円売りの流れが強まった。ただ、円売り一服後は114.15円前後での狭いレンジでの値動きとなった。ユーロ/ドルは、総じて方向感に乏しい動きが続き、1.1400ドルを挟んだもみ合いが続いた。欧州勢参入待ちの様相となっている。
★米国市場では6月の労働市場情勢指数が公表
6月の指標では雇用統計が予想を上回ったほか、5月分も上方修正されている。米国では3月以降、金利低下やドル安、ガソリンなど資源価格の下落が景気を下支えしており、完全雇用の広がりとあいまって、労働市場のタイト化持続が注目されやすい。ただ、6月は失業率が小幅な上昇の悪化となり、平均賃金も伸び悩んでいる。自動車販売や住宅販売などで、回復ペースが鈍化してきている。改めて『遅行指標』である雇用指標で伸び率の鈍化が示される可能性もある。
★欧米イベント
○15:00 5月独貿易収支(予想:187億ユーロの黒字)
○15:00 5月独経常収支(予想:154億ユーロの黒字)
○23:00 6月米労働市場情勢指数(LMCI)
○11日04:00 5月米消費者信用残高(予想:134億ドル)
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