★日4月景気動向指数:速報値を下回る
内閣府が発表した4月景気動向指数(CI、改定値)は現状を示す一致指数が117.1となり、速報値117.7を下回った。また、先行指数は104.2となり、速報値の104.50を下回った。
★日経平均株価:新規材料不足から終日小動きの展開
朝方は、明日に6月や12月期決算企業の権利付き最終売買日を控えて、個人投資家などから権利取り狙いの買いが入り、一時上げ幅を60円に広げたが、その後は戻り売りに押された。結局、前週末比20円高の2万0153円と小幅続伸して取引を終了した。
★東京外国為替市場:終日111.30円前後でのもみ合い相場
ドル/円は、日経平均株価が2万円台で小幅高となっているものの、伸び悩んでおりドル買いは手控えられている。足もとは手掛かり材料不足で全般様子見ムードが広がり111.30円前後での値動きに終始した。ユーロ/ドルは、NY市場の終値の1.1195ドルとほぼ同水準での動きとなった。欧州勢待ちの様相となっている。
★原油安でも採算コスト低下で米国内リグ数は増加
米シェール企業の掘削技術の進化に伴い1年前は50ドル台だったシェールオイルの採算コストが今や30ドル前半へと大幅改善している。そのため、1バレル=42ドル台と約10カ月ぶり安値でも石油掘削リグ稼働数が23週連続で増えている。稼働数は23週連続増えており、758基と2015年4月以来の高水準となった。最近の原油安の背景は、競争力を回復して石油掘削リグの増加に奔走する米国シェールオイルの増産に伴う供給過剰への懸念に他ならない。そのため、シェール増産により原稿日量930万バレルから年末には9800面バレル水準まで米国の原油生産が増える可能性がある。
★米国市場では5月耐久財受注が公表
5月分のISM製造業景況指数では『新規受注』が597.7となり、4月の57.5から改善した。2月の65.1を直近高値とした減速が一服となっている。金利低下や資源価格の下落、欧州や中国などの景気復調などもあり、米国の耐久財受注は過度な悪化の抑制が注目されやすい。参考となる4月実績は▲0.8%。項目別では、民間航空機・同部品の受注額▲9.2%で全体を押し下げた。自動車・同部品は+0.3%。『航空機を除く非国防資本財』の受注は横ばいだった。5月については4月に減少した機会、電子機器の受注が増える可能性がある可能性があるが、その他の項目では伸び悩みが予想されており、前月比で減少する見込み。
★欧米イベント
○17:00 6月独Ifo企業景況感指数(予想:114.5)
○21:30 5月米耐久財受注額(予想:前月比▲0.6%/輸送用機器を除く前月比0.4%)
○24:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、講演
○27日02:00 米財務省、2年債(260億ドル)入札
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