★日経平均株価:終日小動きの展開
前日のNY原油価格の下落やNYダウ下落を受け投資家心理が悪化したことで売りが先行した。しかし、前日のナスダック米ハイテク株上昇を受けた一部のIT関連株への買いに上げに転じたが、引けにかけて戻り売りに押された。結局、前日比28円安の2万0110円と続落して取引を終了した。
★東京外国為替市場:米長期金利低下でドル上値重い
ドル/円は、にkk英平均株価の下落が重しとなったほか、米長期金利が低下したことで日米金利差縮小を見越したドル売りが出た。市場では『米系短期筋からのドル売りが散見された』との指摘もあり、昨日安値111.07円を下抜けて一時110.91円まで値を下げた。午後に日経平均株価が買い戻された場面で111.68円まで上げたものの、買い戻しも長続きしなった。ユーロ/ドルは、昨日高値の1.1169ドルを上抜けて一時1.1171ドルまで上昇する場面も見られたが、その後は売られた。しかし、米長期金利の低下を支えに買い戻しが入り、一時1.1176まで値を上げた。
★米ガソリン需要の減少:移民取り締まり強化が要因の可能性も
米国では例年、夏季の休暇シーズンが始まるこの時期にガソリン需要が増加する。しかし、今年は増えていない。ガソリン需要鈍化の要因としては、小売価格の上昇という面もある。しかし、トランプ政権で不法移民の取り締まりが厳しくなり、証明書類を持たない移民は国外退去処分となることから、移民が車の運転を控えていることも要因かもしれない。
★米国市場で週間の新規失業保険申請件数が公表
米国では先行指標から景気の減速が見られており、『遅行指標』である雇用指標への減速波及が焦点となっている。すでに自動車業界などでは販売の頭打ちなどにより、新規雇用の抑制や人員削減の動きが観測され始めた。しかし、米国では非製造業サービス部門などを中心として、人手不足や労働市場のひっ迫化が進んでいる。夏季に向けた消費需要の増加などもあり、雇用指標が粘り腰の底堅さを維持させる可能性もある。
★欧米イベント
○15:00 5月スイス貿易収支
○15:45 6月仏企業景況感指数(予想:105)
○17:00 欧州中央銀行(ECB)月報
○17:00 ノルウェー中銀、政策金利発表(予想:0.50%で据え置き)
○21:30 4月カナダ小売売上高(予想:前月比0.3%/自動車を除く前月比0.7%)
○21:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万件)
○22:00 4月米住宅価格指数(予想:前月比0.5%)
○23:00 6月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値、予想:▲3.0)
○23:00 5月米景気先行指標総合指数(予想:前月比0.3%)
○23:00 パウエル米連邦準備理事会(FRB)理事、証言
○23日03:00 フォーブス英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○23日03:00 メキシコ中銀、政策金利発表(予想:7.00%に引き上げ)
○米財務省2年、5年、7年債入札条件
○欧州連合(EU)首脳会議(ブリュッセル、23日まで)
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