★日4月の全産業活動指数:市場予想上回る
経済産業省が発表した4月の全産業活動指数(季節調整値、平成22年=100.0)は前月比2.1%上昇となり、市場予想の前月比1.6%上昇を上回った。
★日経平均株価:海外投資家の押し目買いで下値限定
米国株安や円安一服で輸出関連銘柄に売りが先行し一時下げ幅を112円まで拡大したものの、企業業績の拡大期待に先行観が根強く下値では海外投資家の押し目い買いに支えられた。結局、前日比91円安の2万0138円と反落して終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は111.30円前後でこう着
ドル/円は、111.30円前後でのもみ合う展開が続いた。日経平均株価の弱含みのほか、欧米株式先物の軟調地合いとなっており、今晩の欧米株安を警戒したドル売り・円買いが入りやすい。ただ、米長期金利が下げ渋っていることから、ドルをサポートした。ユーロ/ドルは、新規材料難から小動きの展開が続いたが、ユーロ/円の下落につれていちじ1.1128ドルまで弱含んだ。欧州勢待ちの様相となっている。
★北朝鮮の地下核実験上坑道で新たな動き:25日(日)が注意日
米CNNは20日、複数の米政府当局者の話として、米国の偵察衛星が北朝鮮の地下核実験場の坑道入口付近で新たな動きがとらえられたと報じた。
6月25日は1950年に朝鮮戦争勃発日となり、北朝鮮では7月27日まで反米月間となる。そのため、25日(日)に北朝鮮が核実験を実施する可能性があることには注意が必要となる。トランプ米大統領は、『弾道ミサイル(ICBM)の実験と核実験』をレッドラインとしていることから、北朝鮮が実験を実施した場合は地政学リスクが高まる可能性ある。
★波乱が続きそうなポンド:今後の英MPC人事に注目
昨日、カーニー英中銀総裁が『今は利上げの適切な時期ではない』とハト派的な発言して英ポンド売りの材料となった。同総裁は『英国のEU離脱に伴う経済環境へのダウンサイドリスクを注視する』と語り、改めて中期的なポンド売り材料となった。
6月末で退任する前回MPCで利上げを主張した英MPCメンバーのフォーブスの後任にハト派的な論客が就き、空席となっている副総裁ポストにカーニー氏と近い見識ある委員が就けば、英中銀の金融緩和路線がより明確化する。そのため、短期的に英ぽインドが反発しても上値は限定的なものにとどまる可能性が高い。また、S&PがEU離脱の諸条件が出揃う前に格下げの可能性を示唆していることもポンドの重しとなる。
★米国市場では5月中古住宅販売件数を公表
参考となる4月実績は前月比▲2.3%、557万戸でし上昇の565万戸を下回った。中古住宅中央値は24.48万ドルで前年同月比+6.0%。在庫は前年同月比▲9.0%に落ち込んだ。5月については、在庫水準が低下していることから、4月実績に近い水準にとどまる可能性がある。
★欧米イベント
○15:36 黒田東彦日銀総裁、あいさつ
○17:00 5月南アフリカ消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.2%/前年比5.4%)
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○20:00 ホールデン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○23:00 5月米中古住宅販売件数(予想:前月比▲0.4%/年率換算555万件)
○23:30 EIA週間在庫統計
○22日06:00 ニュージーランド準備銀行(RBNZ)、政策金利発表(予想:1.75%で据え置き)
○米中外交・安全保障対話(ワシントン)
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