★独5月生産者物価指数(PPI):市場予想下回る
ドイツ連邦統計局が発表した5月の独生産者物価指数(PPI)は前月比0.2%低下となり、市場予想の前月比0.1%低下を下回った。
★日5月全国百貨店売上高:全国は前年比変わらず
日本百貨店協会がまとめた5月全国百貨店売上高は4589億円、前年比±0.0%となった。また、同時に発表された東京地区の売上高は1232億円、前年比▲1.1%だった。
★日経平均株価:リスク選好の動き強まり一時年初来高値
前日に米国株高となったことや、為替市場で1ドル=111円台後半の円安を好感して自動車株など輸出関連株に買いが優勢となり一時251円に上げ幅を広げ2万0318円と年初来高値を更新した。引けにかけて利益確定売りが強まり上げ幅を縮小した。結局、162円高の2万0230円と3日続伸で終了した。
★東京外国為替市場:日経平均株価上げ幅縮小でドル上値重く
ドル/円は、一時111.78円まで値を上げたものの、一目均衡表雲の下限111.82円が目先の上値目処と意識されるとやや上値が重くなった。米長期金利の小幅に低下したことも相場の重しとなった。日経平均株価が引けにかけて伸び悩んだんことが材料視され、利益確定のドル売りに押される展開となった。ユーロ/ドルは、15日の安値1.1132ドルが目先のサポートとして意識されるとやや買い戻しが進んだ。欧州勢待ちの様相となっている。
★FRB要人講演発言に注意:ドルの変動要因となりやすい
本日は16:15にフィッシャー米FRB副議長講演、20:45ローゼングレン米ボストン連銀総裁講演、28:00カプラン米ダラス連銀総裁講演が予定されている。昨日はイエレン米FRB議長やフィッシャー米FRB副議長と同様にFOMCでの影響力が強いとされているダドリー米NY連銀総裁も、インフレが『FRBが期待している水準をやや下回る』としたものの、米国経済は完全雇用にかなり近く、成長が長期間続くと確信していると達観的な見通しを強調した。そのため、米長期金利の上昇につれてドルの買い戻しが続いた。本日もフィッシャー米FRB副議長が欧州時間帯に講演があり、利上げや資産圧縮についてタカ派的な発言が出てくると、再びドル買いにつながる可能性が高まる。一方で、利上げや資産圧縮について慎重姿勢を示すと、ドルの失速もあるので警戒が必要。
★米国市場では1-3月期経常収支が公表
参考となる昨年10-12月期経常収支は▲1124億ドルの赤字で、赤字幅は昨年7-9月期との比較で若干縮小した。今年1-3月期については同時期の貿易赤字がやや拡大していることから、経常赤字幅は昨年10-12月期との比較でやや拡大する見通し。
★欧米イベント
○15:00 5月独生産者物価指数(PPI、予想:前月比▲0.1%)
○16:15 フィッシャー米連邦準備理事会(FRB)副議長、講演
○16:30 カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁、講演
○17:00 4月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)
○17:00 1-3月期南アフリカ経常収支(予想:840億ランドの赤字)
○17:30 5月香港消費者物価指数(CPI、予想:前年同月比2.1%)
○17:30 コスタ・ポルトガル中銀総裁、講演
○21:15 ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演
○21:30 4月カナダ卸売売上高(予想:前月比0.5%)
○21:30 1-3月期米経常収支(予想:1236億ドルの赤字)
○21日04:00 カプラン米ダラス連銀総裁、講演
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