★日経平均株価:ハイテク株下落で軟調推移
先週末のナスダック総合株価指数の大幅安を受けてハイテク関連株中心に売りが先行し、一時下げ幅を170円に広げた。ただ、金融株などの上昇が支えとなり下げ幅を縮める場面もあった。後場は時間外のNYダウ先物市場で軟調地合いが継続したことで、投資家の売買手控えに軟調裡に推移した。結局、前週末比104円安の1万9908円と反落して終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は終日110.25前後のもみ合い
ドル/円は、一時110.15円まで下げたものの、その後の日経平均株価が下げ幅を縮めたほか、時間外の米長期金利が上昇したことこ下支えとなって売りも一服した。ただ、日経平均株価が19900円前後で方向感を欠いたこともあり、110.25円前後でのもみ合い商状となった。ユーロ/ドルは1、1.1205ドル前後でのもみ合いからじわりと上げた。ただ、新規の取引材料に乏しく欧州勢待ちの様相となっている。
★トランプ大統領の新たな疑惑:寄付金流用疑惑
米NY州司法長官の報道官がトランプ大統領の息子エリック・トランプ氏が運営する慈善団体が、集めた寄付金を父トランプ氏が経営する企業に流していたとの疑惑について捜査を開始したことが明らかになった。
★英国総選挙の結果を受け:主要3格付け機関が警戒感
8日の英国総選挙をの結果を受け、主要3格付け期間がEU離脱交渉に影響が出るほか、解散総選挙につながる可能性がある、などとして警戒感を示したと報じた。ただ、選挙後の英国が直面する政治的な問題を警告する声明をそれぞれが発表したものの、各者とも具体的な格付けの変更などはなかった。
★FRBのFOMCについて:12月末のコアPCEの予測に注目
FRBは13-14日にFOMCを開催し、金融政策を決定する。政策金利(FFレートの誘導目標水準)は現在の0.75-1.00%から1.00-1.25%に引き上げられる見込み。市場では追加利上げの理由について『国内労働市場は完全雇用の状態に近づきつつある』、『米経済成長の減速は一時的である可能性が高い』、『インフレ率は中期的に2%近辺で安定する』などの理由が挙げられている。現時点では、追加利上げが決定されることは妥当な判断であると思われる。しかし、米インフレ見通しは不透明感を増している。そのため、今年3月時点のFOMC予測では今年末時点のコアPCEは1.9%と予測されており、コアPCE価格指数が1.9%を下回る状態が続いた場合、利上げ継続は難しくなる。
★欧米イベント
○13日00:30 米財務省、3年債(240億ドル)入札
○13日02:00 米財務省、10年債(200億ドル)入札
○13日03:00 5月米月次財政収支(予想:870億ドルの赤字)
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