★豪中央銀行は政策金利据え置き:豪ドルは買い戻し優勢
オーストラリア準備銀行(RBA)は予想通り政策金利を現行の1.50%に据え置くことを決めたと発表した。また、声明文では『政策スタンスを変更しないことが経済の持続可能な成長と、時間をかけてインフレ目標を達成することに一致すると判断』『賃金の伸びは依然として低迷しており、これはしばらくの間続くものと思われる』『インフレは景気が高まるにつれて徐々に上昇すると予想される』などの見解を示した。総じて前回から声明文に大きな変更点はなかった。
ただ、朝方から売りが進んでいたこともあってやや買い戻しが入った。
★日経平均株価:円高を嫌気した売り加速し2万円台割れ
外国為替市場で1ドル=109円台の1カ月半ぶりの円高進行に伴い、輸出関連株中心に売りが先行した。市場では『CTA(商品投資顧問)から売りが観測された』との指摘もあり、下げ幅を加速し一時200円超へ広げた。結局、前日比190円安の1万9979円と続落し2万円台割れで終了した。
★東京外国為替市場:ドルは米長期金利低下で総じて売り優勢
ドル/円は、お昼近くに一時109.73円まで売り込まれた反動から109.92円まで下げ渋ったが、110円台を回復できず戻りの鈍さが嫌気された。また、日経平均株価が200円超の下落となると109.66円と4月25日以来の安値を付けた。市場では、同日安値の109.59円が目先サポートされるかが注目されている。ユーロ/ドルは、米長期金利の低下やドル/円の下落を支えに1.1277ドルまで上げる場面があり、底堅い展開となっている。
★米空母2隻が日本海を離れる:地政学リスクは後退
米国防総省は、日本海に展開していた海軍の原子力空母2隻について、合同の軍事演習が終了したとして日本海を離れたことを明らかにする一方、北朝鮮に対する警戒は今後も続けていく方針。
米国防総省は先週、朝鮮半島周辺の日本海に空母『カール・ビンソン』と空母『ロナルド・レーガン』の2隻を同時に展開させ、合同で軍事演習を行っていた。『カール・ビンソン』は母港のカリフォルニア州サンディエゴに向けて期間を始めた。
★米国市場では4月のJOLT求人労働移動調査が公表
4月の雇用統計は前週末に下方修正されたほか、最新5月の雇用統計もよす尾を下回る減速となった。米国では完全雇用の広がりで労働市場がひっ迫化しており、新規の雇用拡大の受け皿が減少傾向にある。参考となる3月実績は574.3万件だった。雇用情勢の改善傾向は変わっていなことから、4月の求人件数は3月実績に近い数字となる見込み。ただし、製造業活動は若干低下しているとの見方があり、求人件数は3月実績の水準近辺で伸び悩む状態がしばらく続く可能性がある。
★欧米イベント
○18:00 4月ユーロ圏小売売上高(予想:前月比0.2%/前年比2.1%)
○18:30 1-3月期南アフリカ国内総生産(GDP、予想:前期比年率1.0%/前年同期比1.1%)
○23:00 米4月雇用動態調査[JOLT]
○23:00 5月カナダIvey購買部協会景気指数
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