★欧米市場では休場多く神経質な動き
本日は英国(スプリング・バンク・ホリデー)、米国(メモリアルデー)で休場や、重要経済指標の発表もなく、売買材料の乏しい神経質な展開が継続する。材料となるとすれば、ドラギECB総裁の議会証言となる。
★日経平均株価;引けにかけて小幅続落
週明け早朝に北朝鮮が弾道ミサイルを発射を受け地政学リスク警戒の売りで60円近く下げる場面があったが、本日は米国市場がメモリアルデー休場、英国、中国市場も休場で投資家の様子見ムードが強くなり、一巡後は好業績銘柄に押し目買いが入りプラス圏で推移した。しかし、引けにかけて売り直され、結局、前営業日比4円安の1万9682円と小幅続落で取引を終了した。
★東京外国為替市場:ドルは持ち高調整の売り
ドル/円は、日経平均株価が小幅高で推移したことから、リスク回避の円買いは弱まった。ただ、具体的になドル買い材料は乏しく、上値の重い展開が続いた。目先も111円前半で底堅い値動きが予想される。ユーロ/ドルは、英国や米国が休場のため、1.1165ドル前後で方向感のない取引が続いた。
★G7では米独の溝が深まる:市場は神経質な展開
週末のG7サミットではメルケル独首相が『6対1』の会談だっと最大限の苦言を呈した。また、第二次大戦後に築かれてきた米欧の信頼関係について、『ある程度終わった』と述べ、トランプ政権の下で米国と欧州がかい離する状況をこれまでになく強く示唆した。また、トランプ米大統領も、ドイツを名指しして貿易黒字を『あくどい』と表現し、温暖化対策の国際的枠組みあある『パリ協定』については離脱の一歩手前というスタンスをあらわにした。
★欧州政治リスク:次はスペインか
以前よりスペイン北東部のカタルーニャ自治州で独立運動が活発化していたが、今年9月に住民投票を実施し、最終的な是非を問うことを表明していたが、今年9月に住民投票を実施し、最終的な是非を問うことを表明していたが、26日に改めてメンデス報道官が『住民投票の要求に応じることが出来ない』との見解を示した。政府による合意がない場合には強行するとの姿勢を示しており、大きな争点となる。また、21日に行われた最大野党・社会労働党の党首選ではペドロ・サンチェス氏が勝利し、党首に返り咲いたことも政局不安を一層高めるとの指摘もある。
★欧米イベント
○16:15 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
○17:00 4月ユーロ圏マネーサプライM3(予想:前年比5.2%)
○22:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁、議会証言
○英国(スプリング・バンク・ホリデー)、米国(メモリアルデー)、休場
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