★日3月景気動向指数:一致指数は速報値を下回る
内閣府が発表した3月景気動向指数(CI、改定値)は現状を示す一致指数が114.4と速報値114.6を下回った。また、先行指数は105.5と速報値の105.5と同じだった。
★日経平均株価:引けにかけて円安進行で上げ幅拡大
前日の米国株高の4日続伸や外国為替市場での円安進行を受けて輸出関連株を中心に買いが先行し、170円近く上昇して始まった。ただ、米格付け会社ムーディーズが中国の格付け引き下げを発表すると上値が重くなった。引けにかけて円安が進行したことで上げ幅を拡大した。結局、前日比129円高の1万9742円と反発して終了した。
★東京外国為替市場:欧州勢からドル買い観測
ドル/円は、日経平均株価の上昇を意識したドル買いが観測されたが、株高が一服したことから、ドルはやや上げ渋り111.80円前後で方向感が出なかった。しかし、市場では『早出の欧州勢からドル買いが観測された』との指摘があり、一時112.02円まで上げた。新たなドル売り材料が提供されない場合、ドルは111.50円近辺で下げ渋るとの見方は依然として多い。ユーロ/ドルは、ドル/円の上昇に伴ってユーロ売り・ドル買いが出て、一時1.1172ドルと前日安値の1.1175ドルを下抜けた。
★米国市場では4月の中古住宅販売が公表
先行指標である中古住宅販売成約指数は、3月に前月比▲0.8%の低下となった。米国では昨秋からの長期金利の上昇がローン金利を押し上げており、3月からは自動車販売が減速に転じている。住宅購入には悪材料となりやすい。参考となる3月実績は前月比+4.4%、571万戸で市場予想の560万戸を上回った。中古住宅価格は(中心値)は23.64万ドルで前年同月比+6.8%、在庫は前年同月比▲6.6%だった。4月については在庫減少が続いていることから、販売件数はやや減少する見込みだが、販売価格はやや上昇していると予想されている。
★米国ではFOMC議事録が公表(5月2-3日開催分)
6月利上げに向けた手掛かりとなる。5月のFOMCでは『1-3月期国内総生産(GDP)の伸びが鈍化したことは一時的』とした声明文で景気に強気な見解を示した。そのため、会合議事録にタカ派寄りの見解が多く含まれていた場合は、6月利上げを見込んだドル買いが強まる可能性がある。
★欧米イベント
○15:00 6月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:10.2)
○17:00 4月南アフリカ消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.3%/前年比5.6%)
○17:30 プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○21:45 ドラギECB総裁、講演
○22:00 3月米住宅価格指数(予想:前月比0.5%)
1-3月期米住宅価格指数
○23:00 カナダ銀行(BOC、中央銀行)、政策金利発表(予想:0.50%で据え置き)
○23:00 4月米中古住宅販売件数(予想:前月比▲1.1%/年率換算565万件)
○23:30 EIA週間在庫統計
○25日02:00 米財務省、5年債(340億ドル)入札
○25日03:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(2-3日分)
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