★独4月生産者物価指数(PPI):市場予想上回る
ドイツ連邦当局が発表した4月の独PPIは前月比0.4%上昇となり、市場予想の前月比0.2%上昇を上回った。
★日経平均株価:終日前日比終値付近での展開
前日の米国株高の流れを引き継いで小高く始まったものの、次第に上げ幅を縮小した。米政治の混乱が長期化するリスクが警戒されたほか、週末を控えて持ち高調整売りに押されて下げに転じた。ただ、後場からは押し目買いが入り3日ぶりにプラス圏での推移となった。結局、前日比36円高の19590円で終了した。
★東京外国為替市場:ドルは総じて小動きの展開
ドル/円は、日経平均株価が小幅ながらも弱含んだ影響から一時111.07円まで値を下げたが、一巡後はやや下げ渋るなど一段とドル売りが進む展開にはならなかった。市場では『週末を前に本能勢は様子見姿勢が強い』との指摘があった。また、トランプ政権とロシアの関係に疑惑が強まるなか、『米国の政治情勢の悪化が見込まれるため、FRBは利上げを急ぐのではないか』との指摘も聞かれる。ユーロ/ドルは、新規取引材料が乏しく1.1110ドル付近でのもみ合いが続いており、欧州勢の参入待ちの様相となっている。
★米トランプ大統領は23日に米予算教書を提出
トランプ大統領は同国のインフラへの投資を促進するために今後10年間で2000億ドル(約22兆2400億円)の支出を提案する。米行政管理予算局の高官1人が明らかにした。米予算教書は23日に提出される。
財源が決まっていないことから、この予算教書が議会に承認されるか疑問となる。
★イランの大統領選の第1回投票日:穏健派VS強硬派
保守穏健派の現職ロウハニ大統領と保守強硬派のライシ前検事総長との決戦となる見通し。過半数を獲得する候補者が出なければ、5月26日の決選投票まで結果持ち越しとなる。その際は、本日の投票に対する市場の反応は限定的となる。
最終的にロウハニ大統領が勝利した場合は、核開発を制限する代わりに、イランに対する経済制裁を解除する『核合意』路線を維持すると見られ、相場への悪影響はなさそうだ。一方ライシ候補が勝利した場合、米国や中東との関係悪化の懸念が持ち上げることで、リスク回避とのイメージとなる。
★欧米イベント
○15:00 4月独生産者物価指数(PPI、予想:前月比0.2%)
○17:00 3月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)
○18:00 プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○21:00 コンスタンシオECB副総裁、講演
○21:30 4月カナダ消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.5%/前年比1.7%)
○21:30 3月カナダ小売売上高(予想:前月比0.3%/自動車を除く前月比0.2%)
○22:15 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
○23:00 5月ユーロ圏消費者信頼感指数(速報値、予想:▲3.0)
○20日02:40 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
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