★独1-3月期国内総生産(GDP):市場予想通り
ドイツの1-3月期のGDP(季節調整済み)速報値は実質で前期比0.6%増、前年同期比1.7%増となり、市場の予想通りとなった。
★日経平均株価:円高を嫌気した売りが優勢
外国為替市場で円高が進んだことを受けて、株価指数先物主導で売りが優勢となった。値がさ株も軟調に推移し、一時下げ幅を150円超に広げた。その後は買い戻され結局、前日比77円安の1万9883円と反落して終了した。
★東京外国為替市場:米長期金利の低下でドル買い鈍化
ドル/円は、仲値通過後は徐々に上値を切り下げる展開となった。日経平均株価が下落幅を広げたことも嫌気された。また、時間外の米長期金利が2.377%付近まで低下したことで、ドル買いが弱まっている。ユーロ/ドルは、ドル/円の下落に伴ってユーロ買い・ドル売りが入り、一時1.0873ドルまで小幅に上げた。欧州勢の参入待ちの様相となっている。
★米国市場では4月の消費者物価指数(CPI)が公表
4月指標では、輸入物価指数、生産者物価指数(PPI)が相次いで市場予想を上回った。原油価格など昨年からの商品相場上昇の累積効果や、中国などでの過剰供給も一服したことにより、米国の物価指標は下げ止まりが注目される。ただ、4月には原油価格が下落したほか、4月の雇用統計では平均賃金が伸び悩んでおり、金利上昇から自動車販売も減速している。そのため、改めて低迷が示される可能性もある。
★米国市場では4月の小売売上高が公表
3月は前月比▲0.2%と停滞したことから、4月は反動改善が期待されやすい。4月にはイースター商戦があったことや、雇用指標や住宅指標なども底堅さを維持している。ただ、3月に小売売上高を押し下げた自動車販売は、4月も減速が継続している。4月は原油価格が下落したことで、ガソリンスタンドも金額ベースでの売上減少が懸念される。昨日発表された百貨店大手のメーシズの決算悪化が米国の株安要因となっていて、改めて米国の消費低迷が懸念される。
★米国市場では5月ミシガン大学消費者信頼感指数が公表
米国では労働市場の回復が続いている。また、5月は米国株が堅調推移していることから、消費者マインドにはプラス要因となる。5月は過度な地政学リスクへの懸念も一服となっており、ガソリン価格の上昇にも歯止めが掛かっている。ただ、雇用は改善しているものの、平均陳儀は伸び悩みとなっている。トランプ政権の政策期待から、消費者信頼感は昨年後半から記録的な序章過熱となっていて、改めて反動鈍化が示される可能性もある。
★欧米イベント
○15:00 1-3月期独国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比0.6%/前年同期比1.7%)
○15:00 4月独消費者物価指数(CPI)改定値(予想:前月比横ばい)
○15:45 1-3月期仏非農業部門雇用者数速報値(予想:前期比0.2%)
○17:30 1-3月期香港域内総生産(GDP、予想:前期比0.2%)
○18:00 3月ユーロ圏鉱工業生産(予想:前月比0.3%)
○21:30 4月米消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.2%)
エネルギーと食品を除くコア指数(予想:前月比0.2%)
○21:30 4月米小売売上高(予想:前月比0.6%/自動車を除く前月比0.5%)
○22:00 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
○23:00 5月米消費者態度指数(ミシガン大調べ、速報値、予想:97.0)
○23:00 3月米企業在庫(予想:前月比0.1%)
○13日01:30 ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
〇日米財務相会談(伊バーリ)
○7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議(伊バーリ、13日まで)
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