★日3月消費者物価指数は前年同月比マイナスへ
日銀が発表した3月の消費者物価指数(CPI、除く生鮮食品・エネルギー)は前年同月比で▲0.1%低下と2月の+0.1%上昇に反して低下した。なお、10%刈込平均値(値の大きい品目と小さい品目をウエイトベースで10%控除し、残った品目を加重平均して算出)は前年同月比0.1%増となった。
★オーストラリア準備銀行は政策金利を据え置き
豪州中銀は、市場の予想通り政策金利を現行の1.50%に据え置くことを決めたと発表した。ただ、声明文では『労働市場の指標は引き続kいまちまち』『失業率はここ数カ月でやや上昇したが、雇用の伸びはやや強まっている』『インフレは予想通り3月期に2%を上回った』『経済が強化されルにつれて、基礎的なインフレ率は漸進的に上昇すると予想される』などと述べるなど、インフレや雇用市場に対する判断がやや前回より上方修正された。そのため、豪ドル買いで反応した。
★中4月財新メディア製造業PMI:市場予想下回る
中国の4月財新メディア製造業PMIは50.3となり、市場予想の51.3を下回った。
29日に発表された4月製造業PMIや非製造業PMIも予想を下回る結果となっており、中国の景気回復に陰りが見え始めていりる。
★日経平均株価:円安進行を好感した買い優勢
朝方から1ドル=111円台後半の円安を受け採算改善期待が高まった輸出関連株に買いが先行した。また、決算発表で好業績への買いが加わり上昇幅を広げ、一時154円まで上昇した。結局、前日比135円高の1万9445円と続伸して終了した。
★東京外国為替市場:まとまったドル買いで112円台乗せ
ドル/円は、日経平均株価の堅調地合いを背景とし約1カ月ぶりの112円台を目指す展開となった。ただ、前日同様112円手前では何度も上値を抑えられ111円台後半でのもみ合っていたが、午後になるとまとまったドル買いが入り112円台乗せとなった。ただ、市場では『3月31日高値の112.19円が目先の目処となる』との指摘があった。ユーロ/ドルは、手掛かり材料に乏しいなか、ユーロ/円とともに買いが進み1.0925ドルと前日高値の1.0924ドルを上回った。
★北朝鮮による地政学リスク継続
米国の北朝鮮研究機関『38ノース』は、最新の衛星写真をもとに、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験を行う船が核にできた、ことを明らかにした。また、それもあり、北朝鮮が東部に続き西部でもSLBMを発射するなど、実験を加速させる可能性があると指摘している。
★投機筋は米長期債買い積み上げ:ポジション調整の売りも多い
ヘッジファンドなど大口投機家が昨年7月以来初めて、あらゆる年限で米国債に強きであることを米商品先物取引委員会(CFTC)のデータが示している。10年債先物のネットロング(買い持ち)積み増しで、その規模は入手できる最新データとなる4月25日終了週に前代未聞の25万5942枚に達した。急速に買いポジションが積み上がったため、ポジション調整的な売りが多いことから、昨日の弱い経済指標を受けても米長期金利が上昇したと考えれば辻褄が合いそうだ。
米FRBは利上げと金融引き締めの段階にあるものの、市場では金利低下に賭ける債券買いとなっており、真逆の動きとなっている。そのため、現在は米長期金利は上昇し難いこととなるが、一転して上昇し始めると投機筋からの投げ売りから金利が急上昇する可能性もあり警戒が必要となる。
★欧米イベント
○16:30 4月スイスSVME購買部協会景気指数(予想:58.2)
○16:50 4月仏製造業PMI改定値(予想:55.1)
○16:55 4月独製造業PMI改定値(予想:58.2)
○17:00 4月ユーロ圏製造業PMI改定値(予想:56.8)
○17:30 4月英製造業PMI(予想:54.0)
○18:00 3月ユーロ圏失業率(予想:9.4%)
○3日01:00 ノボトニー・オーストリア中銀総裁、講演
○3日05:30 アップル第2四半期(1-3月期)決算
○独ロ首脳会談(モスクワ)
○米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
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