★北朝鮮が大規模な火力訓練の可能性
韓国の通信社の聯合ニュースは、韓国政府の消息筋の話として、北朝鮮東部のウォサン(元山)付近で大規模な火力訓練が行われていると伝えた。それによると、訓練は金正恩朝鮮労働党委員長の立会のもと、長距離砲など300門か400門を投入して実施されていて、『過去最大規模だ』としている。北朝鮮では、昨年3月にも、米国軍と韓国軍による合同軍事演習に対抗し、韓国のソウルにある大統領府や政府機関への攻撃を想定して、長距離砲などによる大規模演習が行われた。
★日経平均株価:北朝鮮リスク後退で買い優勢
NY時間引け際には、『北朝鮮が日本時間5時にミサイルを発射する』とのウワサが出回るとリスク回避の動きとなっていたが、『何事もなかった』ことを確認した市場は次第にリスク選好の動きにつながった。アジア時間に入ってからは『基調線が何か行動を起こすとすれば午前中だろう』との過去のアノマリー的認識が台頭した。時間が経てば経つほど『リスク回避』の度合いが薄れ日経平均は3週間ぶりに1万9000円台を回復した。結局、前日比203円高の1万9079円と3日続伸して終了した。
★東京外国為替市場:株高でリスク選好の円売り優勢
ドル/円は、日経平均株価の堅調地合いが続き、ドル買い・円売りが強まった。また、北朝鮮問題への警戒は続いているものの、過度なリスク回避の動きが弱まった。そのため、ドル/円は110.10円台前後での動きとなっている。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の上昇につれて1.0872ドルまで小幅に上げる場面があったが、総じて欧州勢参入待ちの様相となっている。
★米国市場では3月の新築住宅販売が公表
3月分では中古住宅販売が前月比+4.4%増の571万戸となり、市場予想の560万戸を上回った。春季入りによる季節要因や過度な金利上昇の一服、雇用改善傾向の持続などにより、住宅市場は底堅さを維持させている。住宅販売に関して、賃貸家賃の価格上昇や先行きの金利上昇を警戒した駆け込み需要などもプラス要因となっている。参考となる2月実績は59.2万戸、前月比+6.1%だった。販売増加は2カ月連続で市場予想を上回った。販売価格の中央値は29万6200ドルで前月比▲3.9%となった。3月については2月実績に近い数字が見込まれているが、販売価格の低下は販売増につながる可能性もある。
★米国市場では4月の消費者信頼感指数が公表
米国では4月にかけて、トランプ政権の政策期待がはく落してきた。経済対策については遅延や規模縮小の懸念が浮上しており、トランプ大統領の支持率低迷と連動する形で消費マインド指数も悪化が警戒されやすい。また、消費者信頼感は昨年11月から記録的な急回復となっていて、反動調整的な減速リスクも意識されている。
★欧米イベント
○15:45 4月仏企業景況感指数(予想:104)
○22:00 2月米住宅価格指数(予想:前月比0.4%)
○22:00 2月米ケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比5.8%)
○23:00 3月米新築住宅販売件数(予想:前月比▲1.4%/58万4000件)
○23:00 4月米消費者信頼感指数(予想:122.5)
○23:00 4月米リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:16)
○26日02:00 米財務省、2年債(260億ドル)入札
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