★EU3月新車登録台数:前年比大幅プラス
ACEA(欧州自動車工業会)が発表したEU3月新車登録台数は前年比+11.2%となった。2月は前年比+2.2%だった。
★日経平均株価:小幅ながらも3日続伸
欧州の政局不安を背景に前日の米高株が下落した流れを引き継ぎ、90円超下落して始まった。ただ、市場では『本邦長期資金から買いが観測された』との指摘があり、一巡後は買い戻しが進みプラス圏を回復する場面があった。引けにかけても押し目買いにプラス圏を維持して終了した。結局、前日比13円高の1万8432円と小幅3日続伸して終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は260日線で反発
ドル/円は、日経平均株がプラス圏まで回復したを好感され、ドル買い・円売りの動きとなった。260日線の108.38円が下値支持ラインとなり反発したが、目先は200日線の108.85円を回復するかが注目される。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の下落につれたほか、前日NY時間の上昇に対する利食い売りも散見されたが1.07ドル台は維持した。欧州勢参入待ちの様相が濃く、1.07ドル前半のもみ合いとなっている。
★仏大統領選の第1回投票の終盤の状況
4月23日には仏大統領選の第1回投票が実施される。選挙戦の終盤にきて極左党のメランション氏が急速に支持率を伸ばし、世論調査ではルペン氏、マクロン氏に次いでメランション氏、フィヨン氏が追い上げる展開となっている。ただ、去年もそうであったように飽くまで世論調査であり、上位2名がどのような組み合わせになるかは未知数である。極右ルペン氏と極左党でリスボン条約から脱退とEU加盟条件の見直しを志向するメランション氏が生き残る可能性も排除できない。ルペン氏とメランション氏の組み合わせは、仏国民にとって究極の選択と言わざるを得ず、依然として欧州政治リスクの警戒感が残る。
★ポンドの急騰で日本株やドル/円が底堅かった一因
昨日の欧州市場に入って直ぐに『メイ英首相が何か会見するらしい』との話しが出た。市場では『健康上の都合から辞任するにではないか』いった微妙なウワサが広がると、ポンド売りがが広がり失速した。その後、その会見が『6月8日に総選挙を前倒して実施する』ことだと判明すると、怒涛のポンド買い戻しの動きへとつながった。NY時間に入ってしばらくもみ合った後、下値を切り上げる動きからストップロスを誘発して上昇する展開となった。ところで、本邦リアルマネーが遅くまでポンド/円を買っていたとの指摘がある。このところの円高進行で、ポンドをより安くなってから買おうと思ってヘッジ外しをしていたことから、急きょ買い戻しに迫られた。この影響は、アジア市場に入ってからも日経平均やドル/円に本邦長期資金の買いがまとまって入っていることも無関係とは言えない。今日のアジア市場が底堅い動きをしていた一因と言える。
★欧米イベント
○17:00 3月南アフリカ消費者物価指数(CPI、予想:前月比0.9%/前年比6.4%)
○17:00 ハンソン・エストニア中銀総裁、講演
○18:00 2月ユーロ圏貿易収支(季節調整前、予想:162億ユーロの黒字)
○18:00 3月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値(予想:前年比1.5%)
○20:00 MBA住宅ローン申請指数
○20:00 モルガン・スタンレー第1四半期決算
○21:00 クーレ欧州中央銀行(ECB)理事、講演
○23:30 プラートECB専務理事、講演
○23:30 EIA週間在庫統計
○20日01:00 ローゼングレン米ボストン連銀総裁、講演
○20日03:00 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
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