FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

★日自動車販売台数

日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した3月の新車販売台数(軽自動車除く)は460,654台、前年比+13.8%となった。2月は312,035台、前年比+13.5%だった。

 

全国軽自動車協会連合会(全軽自連)が発表した3月の軽自動車新車販売台数は230,721台、前年比▲0.2%となった。2月は172,690台、前年比▲2.0%だった。

 

★日経平均株価:一時上げ幅広げるも引けにかけては軟調

前週末に大きく下落した後だけに、自立反発狙いの買いが優勢となった。後場からは、海外ヘッジファンド等の自立反発狙いの買いが一巡して、手掛かり材料難にもみ合う展開となった。その後、前週のヘッジ売りや先物売りが巻き戻される形で、先物主導での買い戻しが見られ一時150円超に上げ幅を広げたが引けにかけては軟調になった。結局、前週末比73円高の1万8983円で3日ぶりに反発して終了した。

 

★東京外国為替市場:ドルは様子見ムード強く全般値幅は限定期

ドル/円は薄商いのなか、値動きは小幅にとどまった。朝方の国内勢による売りで111.13円まで下落した。その後は、日経平均株価の上昇基調を背景に押し目買いが入りドルをサポートとした。一方、米保護主義的な大統領令を受けてリスク回避の円買いが重しとなり111.30円台でのもみ合い相場となった。新年度入りで国内機関投資家などによる新規のドル買いが見込まれていたが様子見ムードにドル買いはあまり見られなかった。110円台には押し目買い意欲が強い一方、111円台半ば以上は上値が重い展開となっている。ユーロ/ドルは、午後に1.0681ドルまで上げた後は、高値圏でのもみ合い相場となった。欧州勢待ちとなっている。

 

★クレディ・スイス銀行の再建計画に暗雲が

クレディ・スイスは3月31日、脱税とマネーロンダリングを巡る調査に直面していることを明らかかにした。調査は5カ国の当局が進めており、数千人の口座保有者に及ぶ可能性がある。クレディ・スイスは顧客の税務に関連してロンドンとパリ、アムステルダムの事務所で3月30日に当局からの『接触』があったとし、当局に協力していると発表した。調査は秘密裏に進み、スイス当局さへ知らなかった。同行は5年間で3回目となる増資を株主に要請せざるを得ないかもしれない状況にある。

 

★バルキンド事務局長発言で原油価格高止まり

OPECのバルキンド事務局長は2日、今年実施された原油減産が市場にバランスをもたらしている兆候があるなかで、原油在庫が減少し始めていると見解を示した。原油価格は先週、週間ベースで今年最大の上昇となった。OPECが減産合意を延長するとの観測に加え、原油供給が減少するなかで米製油所の原油使用がこの約3年で最大の増加を示す政府統計が材料視された。

 

★米国市場では3月のISM製造業景況指数が公表

3月指標ではシカゴ購買部協会の製造業PMIが57.7となり、市場予想の56.9や前回の57.4を上回る底堅さを示した。中国や欧州など世界経済の回復のほか、3月は金利上昇とドル高も一服となっており、製造業には下支え要因となっている。参考となる2月実績は57.7の上昇となった。新規受注がお大幅に改善し、生産も上昇した。3月については、新規受注がやや低下すると見られているが、総合的には2月実績に近い水準になると見られる。

 

★欧米イベント

○16:15   2月スイス小売売上高
○16:30   3月スイスSVME購買部協会景気指数(予想:58.0)
○16:50   3月仏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値(予想:53.4)
○16:55   3月独製造業PMI改定値(予想:58.3)
○17:00   3月ユーロ圏製造業PMI改定値(予想:56.2)
○17:30   3月英製造業PMI(予想:55.0)
○18:00   2月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.1%/前年比4.2%)
○18:00   2月ユーロ圏失業率(予想:9.5%)
○23:00   3月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数(予想:57.2)
○23:00   2月米建設支出(予想:前月比1.0%)
○23:30   ダドリー米ニューヨーク連銀総裁、講演
○4日04:00   ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演

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