FITS エコノミックレポート

欧米タイム直前市場コメント!

★日1月新設住宅着工戸数:市場予想上回る

国土交通省が発表した1月の新設住宅着工戸数は前年同月比で12.8%増となり、市場予想の3.2%増を上回った。

 

★日1月自動車生産:前年比上回る

日本自動車工業会がまとめた1月自動車生産実績によると、四輪車生産台数は761,130台と前年比+3.8%となった。

 

★日経平均株価は上値重く小反発で終了

前日のNYダウが連日で過去最高値を更新した流れを引き継いだほか、外国為替で1ドル=112円後半の円安を好感して輸出関連中心に買いが進み、一時上げ幅を160円に広げた。しかし、1ドル112円半ばまで円高が進行すると利益確定売りに押された。また、明日のトランプ米大統領の議会演説を見極めたいとの思惑から上値も重くなった。結局、前日比11円高の1万9118円と5日ぶりに小反発で終了した。

 

★東京外国為替市場:ドル/円は上値重くじり安傾向

ドル/円は、午前10:00前に3月期末に向けた輸出企業など大口の円買いが入り112.42円近辺へと円高が進んだが、その後は米3月利上げ観測再燃や日経平均の反発を受けたリスク選好の円売りが優勢となるもドル買い一服し、112円半ばでのもみ合い相場となった。なお、黒田日銀総裁は『消費者物価が上昇率2%に向けて上昇を高めていく』『今後とも強力な金融緩和をしっかり推進していく』などの見解を示したが材料視されなかった。ユーロ/ドルは、取引材料の乏しいなか、NY市場の終値とほぼ同氏準の1.0585-1.0590ドル近辺でのこう着相場となった。

 

★米国市場では10-12月期国内総生産(GDP)改定値が公表

米国では昨年11月の米大統領選でトランプ候補が勝利し、その後に政策期待から株高や経済指標の改善が見られた。12月にかけての年末商戦は底堅さを示したほか、年功はには中国や欧州などの世界減速も一服となった。参考となる速報値は、前期比年率+1.9%で市場予想を下回った。個人消費は+2.5%でまずまず順調だったが、輸出は▲4.3%と減速した。設備投資は+2.4%、住宅投資は+10.2%の高い伸びを記録した。改定値については上方修正が予想される項目は多くないと見られているが、速報値をやや上回ると予想されている。

 

★米国では2月の消費者信頼感指数が公表

緩やかな雇用回復や株高による資産効果などもあり、引き続き高い水準の持続が注目される。参考となる1月実績は12月を下回ったが、12月に大幅改善となった反動が出たことや、トランプ政権の不確実性に対する不安が関係したものと見られる。ただ、消費者信頼感の大幅な低下はないと予想される。

 

★欧米イベント

○15:00   1月南アフリカマネーサプライM3(予想:前年比6.00%)
○16:45   2月仏消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.4%)
○16:45   1月仏卸売物価指数(PPI)
○16:45   1月仏消費支出(予想:前月比0.6%)
○16:45   10-12月期仏国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比0.4%)
○17:00   2月スイスKOF景気先行指数(予想:102.1)
○19:00   外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)
○21:00   1月南アフリカ貿易収支(予想:13億ランドの黒字)
○21:00   10-12月期インドGDP(予想:前年同期比6.0%)
○22:30   10-12月期米国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比年率2.1%)
○22:30   1月カナダ鉱工業製品価格(予想:前月比0.5%)
○22:30   1月カナダ原料価格指数(予想:前月比1.2%)
○23:00   12月米ケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比5.4%)
○23:45   2月米シカゴ購買部協会景気指数(予想:53.5)
○24:00   2月米消費者信頼感指数(予想:111.0)
○24:00   2月米リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:10)
○1日05:00   ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁、講演
○1日05:30   ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁、講演
○ブラジル(カーニバル)、休場

カテゴリー: 欧州タイム市場コメント

カテゴリー

カレンダー

4月 2024
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ページの先頭へ