★20日月曜日は米国市場はPresidents’Dayで休場
★日経平均株価:円高進行で戻りの鈍い展開
外国為替市場で円高が進行したことを受け、輸出関連株を中心に売りが先行した。東芝が一時10%を超える下落となったことも投資家の心理を冷やした。ただ、売り一巡儀は日銀の株式ETF買いへの期待感もあり下値を切り上げる動きとなった。結局、前日比112円安の1万9234円と続落して4有料した。
★東京外国為替市場:新規材料なく終日113円台前半での動き
ドル/円は、米長期金利が上昇し、日米金利差拡大を見越したドル買いが先行した。市場では『国内輸入企業からのドル買いが散見された』との指摘もあった。ただ、日経平均株価が軟調に推移していることもあり、一方的なドル買いが進む展開にもならなかった。方向感に乏しく113円台前半で小動きの展開となった。ユーロ/ドルは、1.067ドル前後を挟んで方向感が乏しい展開だった。欧州勢の参入待ちとなっている。
★頑丈なオプションの蓋も今晩で消滅
15日に115.00円へトライしたが、昨今では最大級のドルコールオプションの存在が、どんなに強い経済指標が出ようと、いくら米長期金利が上昇しようとも、頑丈で開けることが出来ない蓋となっていた。そのため、目先のドル買いポジションが24時間かけてポジション調整を余儀なくされることになった。昨日の米2月フィラデルフィア連銀景況指数が33年ぶりの高水準となったほか、良好な経済指標が相次いだことをを受けてドルは買い戻される場面も見られた。しかし、あっという間に売られてしまう展開では、米債券もドル/円もまだまだポジションを切れていない向きが多かったことになる。ただ、世界を一回りしたアジア市場では、週末を控えて海外筋からはオプション絡みの買い戻しが継続的に観測されているほか、本邦輸入勢の買いも散見されている。また、日本時間24時のNYカットを機にこの頑丈な蓋も外れてしまう。再び115円を目指す動きとなるか注目となる。
★イタリア発の金融危機はやや後退
イタリア議会は、銀行業界再編の取り組みの一環として、モンテ・デイ・パスキ・デイ・シエナなど経営難の金融機関に最大200億ユーロ(約2兆4200億円)を注入する法案を可決した。下院の最終承認により、ジエンテイローニ政権が昨年12月に出した政令は法となり、その適用対象となる銀行は緊急流動性保証や資本増強措置を要請することも可能となるが、債券保有者は幾分の打撃を受ける。
★フィッシャー米FRB副議長:金融政策は想定軌道にあり目標の達成に近い
フィッシャー米FRB副議長はFOMCが担う二大責務の達成に近づいていると述べ、金融政策は想定された軌道に乗りそうだと指摘した。FOMCは昨年12月の時点で、2017年には3回の政策金利引き上げを予想している。次回FOMCは3月14-15日に開催される。
★欧米イベント
○18:00 12月ユーロ圏経常収支(季節調整済み)
○18:30 1月英小売売上高指数(自動車燃料含む、予想:前月比1.0%/前年比3.4%)
○19:00 12月ユーロ圏建設支出
○22:30 12月対カナダ証券投資
○24:00 1月米景気先行指標総合指数(予想:前月比0.5%)
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