★日経平均株価:25日移動平均線が上値抵抗
前日のNYダウが399ドル高の3日続伸に、まとまった売りが出にくいなかで、投資家心理が上向き個人投資アの買いが入ったほか、先物上昇に伴い裁定買いが現物株に入り一時上げ幅を349円に広げた。ただ、25日移動平均線(2万2503円)達成感から利益確定売りに押された。結局、前日比236円高の2万2389円と3日続伸して終了した。
金融機関は1月後半から3月にかけて持ち合い解消の売りを出す傾向がある。ただ、今年は2月に株式相場が急落したことで、売りに動けなかった金融機関も多い。2月は第2週までで『都銀・地銀』の減ぶるの売却がkうは439億円と17年2月の第2週まで742億円を下回る。今後売却額が膨らむ可能性があり、海外投資家や機関投資家が本格的な買いに動けないうちは、上値の重い展開が予想される。
★東京外国為替市場:パウエル議長議会証言控えこう着相場
ドル/円は、107円を手前で売り圧力に上昇を阻止された。日経平均株価の上昇基調は続き、円売りに振れやすい。ただ、今晩のFRBのパウエル議長による初の議会証言を前に動きづらい状況だった。ユーロ/ドルは、昨日高値の1.2355ドルが目先のレジスタンスとして意識されたことで伸び悩む展開となった。
★EUが離脱協定案を28日に公表:ポンド売りに注意
EUは、英国との離脱協定案を28日に公表する。メイ英首相の最も重要な要求の一部を無視する内容となる見通しで、首相はEUから試練を付き付けられる。円滑な離脱を促す意味で企業が望む移行期間を巡る協議は続いているが、100ページに及ぶ離脱協定案では、移行期間がどう機能すべきかに関するメイ首相の提案は考慮されず、アイルランドとの将来の国境で首相が求めている重要な譲歩も盛り込まれない可能性が高い。英国にとって不利な内容となると、ポンド売りにつながる可能性が高まる。
★パウエル米FRB議長の議会証言
市場では、今晩の米下院でのパウエル米FRB議長の議会証言を待つかたちとなっているが、市場からは『特段サプライズはない』との声も聞かれる。『期待し過ぎる』のが市場というものではあるものの、そもそも『イエレン体制』の理事を務めていた議長が、特別な新基軸といったものを打ち出すはずもなく、ウォールストリートジャーナルが『Mr.ordinary』(ただのおっさん)と揶揄しているにも妙に納得する。
★米財務長官は短期のドル高に言及せず
ムニューシン米財務長官はカリフォルニア州、ビバリーヒルズでの講演で、ドルは自由市場によって価値が決定されるべきだとの見解を示した。我々はドルに影響を与えるような政策方針を決定しないと言及した。今までのように短期的なドルに関しては触れなかった。加えて、長期的に強いドルは米国の国益に叶うとした。ムニューシン米財務長官は就任移行、繰り返してきた為替に関しての発言を変更した。米国が貿易競争で有利となるようなドル安誘導をしていないことを暗に主張した。
★欧米イベント
○16:45 2月仏消費者信頼感指数(予想:103)
○17:40 メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○18:00 1月ユーロ圏マネーサプライM3(予想:前年比4.6%)
○19:00 2月ユーロ圏消費者信頼感指数(確定値、予想:0.1)
○19:00 バイトマン独連銀総裁、講演
○22:00 2月独消費者物価指数(CPI)速報値(予想:前月比0.5%)
○22:30 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、米下院金融サービス委員会での証言原稿公表
○22:30 1月米耐久財受注額(予想:前月比▲2.0%/輸送用機器を除く前月比0.4%)
○23:00 12月米住宅価格指数(予想:前月比0.4%)
10-12月期米住宅価格指数
○23:00 12月米ケース・シラー住宅価格指数(予想:前年比6.4%)
○24:00 2月米リッチモンド連銀製造業景気指数(予想:15)
○24:00 2月米消費者信頼感指数(予想:126.5)
○24:00 パウエルFRB議長、米下院金融サービス委員会で証言
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