★中国1月乗用車販売:前年比大幅に下回る
中国の1月乗用車販売は212万台となり、前年比では▲9.8%となり大幅に低下した。
★日経平均株価は日米首脳会談控え様子見ムード
外国為替市場で円高進行を這いけに一時120円近く下げたが、円高が一服すると前日終値近辺まで反発した。市場では『株価指数先物主導の動きだった』との指摘があった。日米首脳会談を10日に控えて投資家の買い手控えムードが強まり1ドル=112円台前半の円安一服も重しとなっている。結局、前日比99円安の1万8907円と反落して終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は112円台前半で方向感のない展開
ドル/円は、112円台を維持しているが、日経平均株価がマイナス圏から切り返さないため、ドル買い・円売りにつながらいもよう。ただ、米長期金利が低下幅を縮小し2.34%まで回復しているため、目先は反転期待のドル買いが入る可能性もある。ユーロ/ドルは全般ドル高が進んだ流れに沿って1.0677ドルまでじわりと下げたが、追随する動きは見られなかった。
NZ準備銀行は本日の金融政策委員会で、政策金利を過去最低の1.75%に据え置きを決定した。同時にこの水準を『相当な期間』維持する方針を示したことが嫌気され、NZドル/円は、81.90円付近から80.60円台まで値を切り下げた。足元では下げ渋っているが、NZドルは下値が警戒されている。
★英国に拠点のある外資系銀行は英国から資産移転の方向
ロンドンに拠点を置く外資系銀行は、英国のEU離脱後に1兆8000億ユーロ(約216兆円)相当の銀行資産を欧州大陸に移転する必要があると予想され、英国で最大3万人もの雇用が失われるリスクがあるとシンクタンクのブリューゲルが8日公表したリポートで指摘した。1兆8000億ユーロ相当の資産は、英国の銀行システムの資産全体の17%に相当する。
★大量の米ジャンク債の満期でリスクが高まる
過去最高の1兆ドル(約112兆円)相当のジャンク債(ハイリスク・ハイリターン)が2021年までに満期を迎えることから、これらの発行企業は新たな資金調達に動きと見られるが、市場はそれほど歓迎しないだろうと米格付け会社ムーディーズは分析している。流動性が干上がれば、ドフォルト(債務不履行)率は以前よりも相当高くなる。また、企業の債務は増えており、中小企業の多くは低金利環境でかなりの量の債務を抱えたことが主因。
★米国市場では週間の新規失業保険申請件数が公表
前週までは改善の傾向が続いており、米国の労働市場の底堅さが注目されやすい。トランプ新政権による政策期待や米国内外の企業による米国内での投資増強と雇用増強計画なども、米国の雇用にはプラスとなる。さらに、原油高により資源エネルギー関連会社の人員削減も一服も見られている。ただ、米長期金利が低下傾向にあるように、新政権による財政出動の遅延懸念もあり、改善傾向の反動やテクニカルな調整減速などで雇用指標が悪化する可能性も残る。
★欧米イベント
○15:45 1月スイス失業率(季節調整前、予想:3.6%)
○16:00 12月独貿易収支(予想:205億ユーロの黒字)
○16:00 12月独経常収支(予想:248億ユーロの黒字)
○18:00 ロウ豪準備銀行(RBA)総裁、講演
○22:30 12月カナダ新築住宅価格指数(予想:前月比0.2%)
○22:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万9000件)
○23:05 ブラード米セントルイス連銀総裁、講演
○24:00 12月米卸売在庫(予想:前月比1.0%)
○10日03:00 米財務省、30年債(150億ドル)入札
○10日03:10 エバンズ米シカゴ連銀総裁、講演
○10日03:30 カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁、講演
○10日04:00 メキシコ中銀、政策金利発表(予想:6.25%に引き上げ)
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