★日12月景気動向指数はまちまち
内閣府が発表した12月の景気動向指数(CI、速報)は現状を示す一致指数が115.2となり、市場予想の115.1を上回った。ただ、先行指数は105.2となり、市場予想の105.5を下回った。
★RBA金融政策決定会合:現状維持を決定
オーストラリア準備銀行は、政策金利を現行の1.50%に据え置くことを決め、市場の予想通りの結果となった。声明では『政策スタンスを変更しないことが経済の持続可能な成長と、時間をかけてインフレ目標を達成することに一致すると判断』『豪ドル高が経済的な調整を複雑化する』『住宅市場の状況は地方によって大きく異なる』『インフレは非常に低いまま』『労働市場の指標は引き続きまちまち』などと伝わった。発表後は豪ドルは一旦売られる場面もあったが、直ぐに持ち直した。
★日経平均株価は売り一巡後は押し目買いで下げ渋り
トランプ米政権の先行き不透明感や仏大統領選など欧州国政選挙への懸念から、外国為替市場でのリスク回避の円高進行に伴い輸出関連株中心に売りが先行し、一時170円超下げた。ただ、売り一巡後は押し目い買いが入り下げ幅を縮小した。結局、前日比65円安の1万8910円と反落して取引を終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は112円手前で上値重い展開
ドル/円は、日経平均株価が前日終値付近まで反発したことを支えに111.90円台まで持ち直したが、トランプラリーでの高値からの38.2%押しとなる111.94円が上値抵抗ラインとなり、112.00円手前では上値が重くなった。ユーロ/ドルは、全般豪ドル高が進むなかでユーロ/豪ドルが下落したほか、その他のユーロクロスも軟調推移した影響から1.070ドル近辺まで下落した。
★10日の日米首脳会談の翌日11日は満月
首脳会談の結果が、市場が開いている時間帯に明らかになるかは不透明であり、市場が終わってから報道される可能性がある。そうなると、週明け日本市場から首脳会談の結果を受けた市場展開となる。注目は11日に『満月』となることである。アストロ的には『満月』はドル安になりやすいと言われている。逆に言えば、ドルのクライマックスセイリングとなる可能性もあり、再び大きな下ヒゲを付ける可能性もある。
★米国市場では12月の貿易収支が発表
米ISM製造業景況指数の『輸出』に関しては、11月の52.0から12月は56.0と底堅さが示された。欧州や中国などの世界経済復調のほか、米トランプ新政権による米国産エネルギー振興政策などもあり、米国の輸出部門の持ち直しが注目される。一方で、米国の輸入は内需回復や資源相場の反発などで増加機運があり、『輸出-輸入』の差し引きである貿易収支では赤字が再増加となる可能性も残る。参考となる11月実績は▲452.4億ドルで赤字幅は拡大した。11月の輸出総額は▲0.2%、輸入総額は+1.1%だった。
★米国市場では12月JOLT(求人労働移動調査)求人件数が公表
12月の雇用統計に関しては、前週末の1月統計発表時に小幅上昇修正となっていた。12月は年末商戦向け臨時雇用が労働市場をサポートしたほか、米トランプ新政権の政策期待もプラス要因となっている。一方で最新1月の雇用統計では、平均賃金が伸び悩んだ。改めて米国の労働市場での需給の緩みや正規社員の増加傾向が確認されている。そのため、期待ほどには改善しないリスクも残る。
★欧米イベント
○15:45 1月スイスSECO消費者信頼感指数(予想:▲11)
○16:00 12月独鉱工業生産(予想:前月比0.3%)
○16:45 12月仏貿易収支(予想:35億ユーロの赤字)
○16:45 12月仏経常収支
○16:45 12月仏財政収支
○22:30 12月米貿易収支(予想:450億ドルの赤字)
○22:30 12月カナダ貿易収支(予想:2億カナダドルの黒字)
○22:30 12月カナダ住宅建設許可件数(予想:前月比▲3.5%)
○23:00 フォーブス英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
○24:00 1月カナダIvey購買部協会景気指数
○8日01:30 ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○8日01:35 バイトマン独連銀総裁、講演
○8日03:00 米財務省、3年債(240億ドル)入札
○8日05:00 12月米消費者信用残高(予想:200億ドル)
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