★中12月工業利益:11月実績から大幅悪化
中国の工業利益は、前年比+2.3%となり、11月実績の+14.5%から大幅に低下した。
★日経平均株価:日経平均ドルベースの上昇から外国人投資家の買い
25日のNYダウが史上初の2万ドル台乗せ最高値更新を受けた幅広い銘柄に買いが先行し、一時上げ幅は300円に迫ったが、前場は利益確定売りにやや伸び悩んだ。後場から1ドル=113円台の円高にも拘わらずリスク選好ムードを追い風に上げ幅を300円超に広げ続伸した。これは、円高にもかかわらず日経平均株価が上昇したことで、ドルベース日経平均株価が上昇したことを好感した外国人投資家の買いが強まったことが要因。結局、日経平均株価は前日比344円高の1万9402円と続騰して終了した。
★東京外国為替市場:アジア市場ではドル上値重い展開
ドル/円は、日経平均株価は前日比200円超高の強含みとなったが、投資家は明日から始まる中国の旧正月を控えて、『腰を落ち着けて買う地合いではない』との指摘もあり、ドルは引き続き上値の重い展開が予想される。一方で、『112半ばでは機関投資家による買いオーダーが意識され、足元の安値水準である112.50円台では下げ渋る』との指摘もある。ユーロ/ドルは、一時1.0765ドルまでじわりと上げたが、前日高値の1.0769ドルに上値を抑えられると、1.075ドル後半でもみ合い相場となった。欧州勢の参入待ちの様相が濃くなっている。
★春節(旧正月)控え中国の金融政策に困惑
中国人民銀行は最近、貸し出し手段を使って流動性の引き締めと拡大の両方を実施している。春節(旧正月)の連休で27日から2月2日まで、本土市場が休場入りするのを控え、レバレッジを抑制しつつ、資金ひっ迫を回避しようと図っているからだ。
★トランプ政権下での通商・貿易交渉相手
ピーター・ナバロ国家通商会議議長(カリフォルニア大学アーバイン校前教授)、ウィルバー・ロス商務長官(投資ファンドWLロス&カンパニー前CEO)、ロバート・ライトハイザー米通商代表部代表(大手法律事務所スキャデン・アーブス前パートナー)のトリオが通商・貿易政策を担う。司令塔となるのはロス商務長官であり、3人に共通するのは『対中強硬派』である。旭日重光章受勲の知日派であり、旧幸福銀行の再生を手掛けたロス商務長官の存在は日本にとっては安心材料となる。手強いのは、ライトハイザー代表がパートナーを務めたスキャンデン・アーブスは、1700人の弁護士を要する国際貿易・国際訴訟専門の世界トップレベルの法律事務所。そして、同氏は世界貿易機構(WTO)、北米自由貿易協定(NAFTA)の専門家であり、中国を相手取り、世界最大の鉄鋼ダンピング訴訟を取り仕切った経験がある弁護士である。さらに『ジャパン・バッシング』の嵐が吹き荒れた当時のUSTR次席代表だった。
★米国市場では12月新築住宅販売件数が公表
参考となる11月実績では、前月比+5.2%、年率換算で59.2万戸となり、市場予想の57.5万戸を上回った。12月については金利上昇の影響がまだ出ていないことや雇用情勢の改善が続いていることから、11月実績に近い水準になると見られる。
★欧米イベント
○16:00 12月スイス貿易収支
○16:00 2月独消費者信頼感指数(Gfk調査、予想:10.0)
○17:30 ショイブレ独財務相、バイトマン独連銀総裁、クノット・オランダ中銀総裁、講演
○18:30 10-12月期英国内総生産(GDP)速報値(予想:前期比0.5%/前年比2.1%)
○18:30 12月南アフリカ卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.3%/前年比6.9%)
○20:00 メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○20:00 ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○22:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万7000件)
○24:00 12月米新築住宅販売件数(予想:前月比▲0.7%/58万8000件)
○24:00 12月米景気先行指標総合指数(予想:前月比0.5%)
○27日03:00 米財務省、7年債(280億ドル)入札
○27日06:00 インテル第4四半期決算
○27日06:09 マイクロソフト第2四半期(10-12月期)決算
○ユーロ圏財務相会合
○オーストラリア(建国記念日)、休場
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