★日11月第三次産業指数:市場予想通り
経済産業業が発表した11月の第三次産業活動指数は前月比0.2%上昇となり、市場予想通りとなった。
★日経平均株価は利益確定売り強く上値の重い展開
前場は16日NY市場キング牧師誕生日祝日の休場で海外投資家の参加が少なく1ドル114円近辺への円高を嫌気した利益確定売りに押され前引けにかけ一段安となった。後場からも英国のEU離脱問題のハードブレグジット懸念や米トランプ新大統領の20日就任演説などでの保護主義警戒が重しとなった。結局、前週末比192円安の1万9095円と反落して取引を終了した。
★東京外国為替市場:ドルは総じて上値重い展開
ドル/円は、午前中に113.95円まで下げたものの、一時220円超下落した日経平均株価が下げ渋るにつれて114.30円台まで持ち直した。ただ、買い一巡後は株価が再び弱含んだこともあり113.90円まで戻り売りに押された。ユーロ/ドルは、ユーロ/円の下落につれて1.061ドル台まで下げたものの売りは続かなかった。欧州勢参入待ちの様子が濃く、1.06ドル台前半でもみ合いとなっている。
★ポンドは17日メイ首相の演説期待から売り一服
英紙サンデー・タイムズが15日に、メイ英首相が移民流入抑制などのためにEU単一市場から撤退する計画を示すと伝えた。メイ首相は移民制限やEU以外の国との自由貿易協定を可能にするため、EUの関税同盟から脱退を準備する方針という報道がった。この報道を受け、ポンドは主要通貨全てに対して大幅下落した。対ドルでは10月7日のフラッシュクラッシュ以来となる1.2ドル台割れの水準に急落した。ただ、英政府がメイ首相のEU離脱に関する17日の演説が市場で一段の混乱を引き起こすと予想される中で、投資家を安心させるための計画を策定しているとの関係者の話が伝わり、ポンド売りは一服している。
★前倒し総選挙の議論高まる:イタリア
マッテオ・レンツィ氏がイタリア首相を辞任してから1カ月余り過ぎたが、同氏は早くも首相返り咲きを計画している。現時点ではまだ選挙前倒しは決まっていないものの、現職閣僚の間でさえも、早ければ4月に総選挙との見方が出ている。レンツィ氏と側近らは一部世論調査で伝えられる民主党リードの状況に乗じようと、今年前半の選挙実施を呼び掛けている。
★トランプ氏はBMWにもプレッシャーと今後もツイッターのつぶやきも継続
トランプ氏は、米国以外で製造されるBMWの車には35%の輸入関税を課すと述べ、同社がメキシコの新工場建設計画を撤回し、米国に工場を建設すべきと述べた。一部の欧州諸国の国民を含め、米国に入国する人に対して厳しい保安検査を行う方針を示した。また、自らの考えを支持者に伝えるため、就任後もツイッターを含むソーシャルメディアを利用する計画だと述べている。
★欧米イベント
○17:00 ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
○19:00 11月ユーロ圏貿易収支(季節調整前、予想:243億ユーロの黒字)
○21:30 メルシュ欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○17日00:30 プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○17日03:30 カーニー・イングランド銀行(BOE)総裁、講演
○米国(キング牧師誕生日)、休場
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