★日経平均株価の大発会は大幅上昇
前日の米NYダウ100ドル超高や1ドル=118円の円安を好感して投資家のリスク選好ムードが強まり休暇明け海外投資家の資金流入と相まって上げ幅を広げた。、結局、前年末比比496円高の1万9594で大発会は終了した。
★東京外国為替市場:ドル/円は株高受け底堅い展開
ドル/円はお昼過ぎに一時117.86円まで下押す場面があったが、午後の日経平均株価が480円近く上昇したことを受けて買いが再開した。また、午前中に付けた高値の118.18円に迫る水準まで上げた。ユーロ/ドルは、1.0389ドルまで下げた後は米長期金利の上昇一服に伴って、ドル/円が伸び悩んだため若干下げ渋った。NY市場の終値の1.0406ドルとほぼ同水準で推移した。
★次期大統領のツイッターのつぶやきの威力
米国の第115連邦議会が3日招集された。20日にトランプ次期大統領が就任すれば、共和党が10年ぶりにホワイト這うしと上下両院を握る。同党は2年間の会期中、医療保険制度改革(オバマケア)をはじめ、オバマ大統領が進めてきた政策の転換を全力を挙げる方針。共和党は2日、下院に置かれた政治倫理監査機関の権限を弱める議案を3日に採決することを決定した。しかし、トランプ氏は同日午後の招集直前、ツイッターで『倫理監視機関の弱体化を優先事項にする必要があるのか』と党の対応を疑問視し、『税制改革、医療保険、はるかに重要な他のたくさんの課題に集中せよ』と呼びかけた。これを受け、同党は急きょ会議を開き、議案を取り下げることを決めた。
こんな重要なことをツイッターでオープンにされれば、共和党としても動かざるを得ない。ツイッター大統領のおかげで、いつドル高けん制などのつぶやきがあるか分からず、市場も24時間緊張感が高まる。
★米国市場では米FOMC議事録要旨(12月13-14日)が公表
12月のFOMCでは1年ぶりの利上げが実施されたほか、2017年の利上げペースの加速が示唆された。FOMCの議事録では、FOMCメンバーによる利上げのペースを探る展開となる。改めて2017年の利上げ回数の増加が意識されると、ドルの下支え要因となりやすい。ただ、利上げペースの加速は、米国株にとっては悪材料となる。利上げ警戒ムードが広がると、米国株の高値警戒売りやリスク回避の円買いが活発化する可能性も残る。また、ドル高への警戒姿勢が見られるようなら、短期的な調整によるドル売り材料となりやすい。
★欧米イベント
○16:45 12月仏消費者信頼感指数(予想:99)
○17:50 12月仏サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値(予想:52.6)
○17:55 12月独サービス部門PMI改定値(予想:53.8)
○18:00 12月ユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想:53.1)
○18:30 12月英建設業PMI(予想:52.5)
○18:30 11月英消費者信用残高(予想:16億ポンド)
○18:30 11月英マネーサプライM4
○19:00 12月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(予想:前年比1.0%)
○21:00 MBA住宅ローン申請指数(2週分)
○24日04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月13-14日分)
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