★欧米タイムでグッドフライデーの休場国
インド、イタリア、スイス、ドイツ、フランス、南アフリカ、英国、カナダ、米国、メキシコ、ブラジルが休場となる。
欧米市場では参加者が急減することから、大きく振れる可能性もあるので十分注意する必要がある。
★日経平均株価:後場上げも25日線上抜け終了出来ず
前日の米国株式市場の上昇を背景に240円超高まで買いが先行したが、海外主要市場がグッドフライデーで休場とあって追随する動きは見られず、次第に方向感が出なくなった。午後になると、市場参加者が少ないなか、年度末に週末も重なり、先物売り方による手仕舞い目的の買戻しが上げの弾みを付けた。結局、前日比295円高の2万1454円と続伸して終了した。残念ながら25日線の2万1512円を上抜け終了することが出来ずだった。
★東京外国為替市場:一部中東勢からドル売りの指摘も
ドル/円は、日経平均株価の350円超高をながめ一時106.45円まで反発したが、日経平均株価が伸び悩むと売りが再開した。市場では『一部中東勢などからドル売りが出た』との指摘もあり、一時106.10円台まで下げた。雨宮日銀副総裁が『国債購入額の変動は、テーパリングとは全く異なる』『実質金利は下がっており、金融緩和は強化されている』などと発言したものの、市場お反応は限定的だった。ユーロ/ドルはグッドフライデー休暇を迎えて海外勢の流動性が低下しており、1.23ドル台前半で小幅な値動きに終始した。
★ドル/円の4月相場:陰線になりやすい
ドル/円の4月相場だが、1995年以降の月足で始値と終値で勝ち(陽線・円安)、負け(陰線・円高)とした場合9勝14敗となる。3月は決算期明けとなり、新年度入りとなる新規投資が活発化することで円安傾向が強まるような印象がある。しかし、実際には4月の始値に対して陰線引けしやすい。4月前半は新規投資も入りやすいが、月末にかけて割高となったドルに対して売りが入りやすい。直近10年では3勝7敗と圧倒的に陰線引けとなっている。
★ユーロ/ドル4月相場:陽線になりやすい
上記と同様の手法で勝ち(陽線:ユーロ高)、負け(陰線:ユーロ安)とした場合、ユーロ/ドルの4月相場は11勝7敗となりユーロ高となりやすい。ここ5年間は連続して陽線引けとなっている。ドル/円と合わせてみると、どちらもドル安となっていることから、4月はドル安になりやすい月と言うことになる。
★日経225の4月相場:陽線引けとなりやすい
上記と同様の手法で勝ち(陽線:上昇)、負け(陰線:下落)とした場合、東京金の4月相場は14勝9敗となり陽線引けとなりやすい。2009年から陽線と陰線が1年おきとなっている。そのため、昨年は陽線だったことから、今年は陰線となりやすい。ただ、4月はドル/円で陰線となりやすいにも関わらず、日経225は上昇していることから円高・株安のシナリオは成り立たない月となっている。
★東京金4月相場:陰線引けになりやすい
上記と同様の手法で1986年以降の勝敗では、13勝19敗と陰線引けが多くなっている。ユーロ/ドルではユーロ高になりやすく金にとっては買い材料となりやすい。一方で、ドル/円で円高になりやすいことから東京金では為替要因がポイントとなる。また、日経225が陽線となりやすいことから、リスク選好の金売りとなっている可能性も残る。ここ10年間では4勝6敗と若干陰線が多くなっている。
★欧米イベント
○15:45 2月仏卸売物価指数(PPI)
○15:45 2月仏消費支出(予想:前月比2.2%)
○15:45 3月仏CPI速報値(予想:前月比0.8%)
○16:00 2月トルコ貿易収支(予想:57億ドルの赤字)
○聖金曜日の祝日(グッドフライデー)でオーストラリア、NZ、香港、シンガポール、インド、ドイツ、スイス、南アフリカ、英国、カナダなど休場。米国は株式・債券・商品市場が休場。
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