★本日よりNY市場は夏時間帯に移行
11日より夏時間帯になるため、経済指標等は1時間早く公表されるので注意
★日経平均株価:様子見ムード強いもアジア株高を好感した買い
前週末の米国株が大幅に上昇したことを背景に買いが先行し、指数は一時500円超上昇した。しかし、政府が森友学園の書き換え文書の事実を認めると売りに押され上げ幅を縮めた。後場では、財務省が本日国会に報告する学校法人『森友学園』への国有地売却『決裁文書』巡る調査結果と今後の与野党攻防など政局混乱を懸念して投資家の様子見ムードが強まった。ただ、アジア株高など良好な外部環境も追い風となり、高い水準を維持した。結局、前営業日比354円高の2万1824円と3営業日続伸した。
★東京外国為替市場:ドル/円は森友問題絡みで上値重い展開
ドル/円は、国内輸入勢などのドル買い・円売り、日経平均株価の上げ幅が一時500円を超えたことを支えに一時106.97円まで値を上げた。しかし、前週末のNY市場高値107.05円が意識されると、ドルの上げ幅は一服した。その後は、自民党の森山国家対策委員長が『森友問題の財務省決済文書に書き換えがあると、政府から報告を受けた』と発言すると、リスク回避のドル売り・円買いが優勢となり、106.50円近辺まで下げた。しかし、麻生財務相が記者会見で森友問題について『書き換えは近畿財務局のものがほとんど、理財局の支持で行われた』『進退については考えていない』などと発言すると、ショートカバーから106.65円付近へ持ち直した。ユーロ/ドルは、1.23ドル台前半で小動きとなっており、欧州勢参入待ちの様相となっている。
★原油売りポジションが徐々に増加:米増産懸念高まる
米国で原油が再び供給過剰になるとの懸念が強まる中、原油市場では再び売りポジションが徐々に増えている。米国の原油生産が過去最高水準に達したことを受け、ヘッジファンドによるNY原油価格下落を見込む売りポジションは、今年に入って最大の増加を示した。OPECが原油市場再均衡に向けた取り組みについて再確認した一方で、米国の原油生産は10月までに日量1100万バレルに達するとの見通しが示された。米商品先物取引委員会(CFTC)によれば、資産運用会社によるWTIの先物とオプションの買越残高は6日終了週に4.3%減り44万6023枚。買いポジションが3.1%減少する一方、売りポジションは15%増加し、昨年12月初め以降で最大の増加を示した。
★米韓合同軍事演習でステルス戦闘機F-35が初参加の見込み:楽観出来ず
トランプ大統領が5月までに米朝首脳会談を行う方針が伝わる中、4月に予定されている米韓合同軍事演習で米軍の最新鋭ステルス戦闘機F-35が初めて参加する可能性がある。韓国最大手の朝鮮日報が12日伝えたところでは、F-35Bを搭載した米軍の強襲揚陸艦が加わる見込み。対話の姿勢を示す一方で、トランプ政権が圧力をかけ続ける奉仕であることを示している。F-35Bは垂直離着機能を持ち、北朝鮮のレーダー網をかいくぐって精密区尾劇が可能とされる。今月には、山口県岩国基地の米軍基地に配備されているF-35Bが長崎県佐世保基地に配備されている強襲揚陸艦『ワスプ』と合流したと伝わっている。
★3月6日付シカゴIMM投機筋の対米ドルでの差し引き持ち高
(2月27日) ⇒ (3月6日)
・円 :▲96,651 ⇒ ▲86,845
・ユーロ :+137,977 ⇒ +132,972
・ポンド : +12,687 ⇒ +5,264
・豪ドル : +9,574 ⇒ +3,135
対ドルでの円ショートポジションは縮小傾向にある。ユーロの買い持ちも前週から小幅減少したが、過去最大に近い水準で推移していることで、ユーロの上昇は限定的となる可能性が高い。
★欧米イベント
○21:00 1月インド鉱工業生産指数(予想:前年同月比6.4%)
○13日00:30 米財務省、3年債(280億ドル)入札
○13日02:00 米財務省、10年債(210億ドル)入札
○13日03:00 2月米月次財政収支(予想:2160億ドルの赤字)
○ユーロ圏財務相会合(ブリュッセル)
○米国は11日から夏時間に移行済み
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