★日経平均株価:円高進行も押し目買いに支えられる
FOMCによる年3回利上げシナリオ示唆さえれた。そのため、利上げペース加速観測が後退し、円高・ドル安の進行に伴い輸出関連株中心い売りが先行すると120円超下落した。一方で、米国株式市場の上昇やオランダ下院選を巡る先行き不安の後退を背景にした買いも見られた。下値では押し目買いに支えられた。結局、前日比12円高の1万9590円と小反発で取引を終了した。
★東京外国為替市場:NY市場の流れを受け継ぎ総じてドル安
ドル/円は、FOMCを受けFRBによる目先の利上げ加速への期待が後退し、前日海外市場ではドル売り・円買いが強まった。アジア市場ではその流れを受け継ぎ、ドル/円は弱含み、一時113.12円まで値を下げた。ただ、日経平均株価が下げ幅を縮小したほか、日銀による緩和方針の政策決定を受け円買いは多少弱まった。ユーロ/ドルは、対円などでドル売りが一服したことに伴い、一時1.0719ドルまで値を下げた。その後は再びユーロは買い戻された。欧州勢の参入待ち状態となった。
★米国市場では週間の新規失業保険申請件数が公表
2月には44年ぶりの低水準へ原初するなど、米国では失業者数の減少・改善が進んできた。米政権での政策期待や、内需サービス関連を中心とした人手不足、原油価格の下げ止まりを受けた資源エネルギー業界の人員削減一服などにより、米国の雇用指標は改善傾向の持続が期待されやすい。
★米国市場では2月の住宅着工件数が公表
先行指標となる住宅着工許可件数は、1月に4.6%の増加となった。米金利の先行き上昇懸念から駆け込み需要のほか、雇用の回復や米トランプ新政権での政策期待などが住宅市場の下支え要因となった。ただ、米長期金利の上昇は、住宅ローン金利の押し上げに作用しており、昨年からの回復の反動減速を示す可能性も残る。
★米国市場では3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が公表
3月分のNY連銀製造業景況指数は16.4となり、前月の18.7からは鈍化したが、市場予想の15.0は上回った。米新政権での政策期待などにより、景況感指数は大きく改善してきた。3月は米国株の株高維持や世界経済の復調などとあいまって、高水準の持続が注目される。
★欧米イベント
○17:30 スイス国立銀行(SNB)、政策金利発表(予想:▲0.75%で据え置き)
○18:00 ノルウェー中銀、政策金利発表(予想:0.50%で据え置き)
○19:00 2月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値(予想:前年比2.0%)
○19:00 ビスコ・イタリア中銀総裁、講演
○20:00 トルコ中銀、政策金利発表(予想:8.00%で据え置き)
○21:00 英中銀金融政策委員会(MPC)2日目、終了後政策金利発表(予想:0.25%で据え置き、資産買取プログラムは4350億ポンドで維持)
○21:00 MPC議事要旨
○21:30 1月対カナダ証券投資
○21:30 2月米住宅着工件数(予想:126万4000件、前月比1.4%)
建設許可件数(予想:126万8000件、前月比▲1.9%)
○21:30 前週分の米新規失業保険申請件数(予想:24万件)
○21:30 3月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(予想:30.0)
○17日03:00 プラート欧州中央銀行(ECB)専務理事、講演
○米予算教書
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