FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

2020/06/11/07:55:17

米国株式市場はまちまち:パウエル米FRB議長発言で一転下落

NYダウは282.31ドル安の26989.99ドル、ナスダックは66.59ポイント高の10020.35ポイントで取引を終了した。米連邦準備制度理事会(FRB)による連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えて、利食い売り先行で寄り付いた。FRBが市場の予想通り政策金利を据え置き、2022年末まで実質ゼロ金利政策を据え置く方針を示すと、一時上昇に転じたものの買いは続かなかった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で『雇用の回復には時間がかかる』と強調すると一転下落した。 一方、ハイテク関連株は終日堅調推移となり、ナスダック総合指数は初めて1万ドルを上回って引けた。VIX指数は27.57と変わらずだった。

 

NY外国為替市場:米長期金利低下でドルの上値の重い展開

ドル/円は、アジア時間に円高・ドル安が進んだ流れを引き継いで海外市場でも頭の重い展開が継続した。注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場予想通りFFレート誘導目標が0.00-0.25%に据え置かれた一方、声明ではイールドカーブ・コントロール(YCC)について言及がなかったため、米長期金利の上昇とともにドル買い戻しが先行し一時107.46円付近まで強含んだ。3月に再開した量的緩和政策については、これまで購入枠を『必要とされる量』と明示してこなかったが、『今後数カ月は少なくとも現在のペースで』に修正した。昨年12月以来半年ぶりの公表となるFOMCメンバーの政策金利見通しで、2022年末までゼロ金利政策を維持する方針が示されると、一転ドル売りが優勢となった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で『YCC導入の是非はまだ答えが出ていない』『議論は今後も継続する』と述べたこともドル売りを促し、一時106.94円と5月15日以来の安値を付けた。なお、米10年債利回りはFOMC結果公表直後に0.80%台まで上昇したあと、0.7230%前後まで急低下した。

 

ユーロ/ドルは、FRBがFFレート誘導目標を据え置き、資産買い入れプログラムを『現在のペース』を維持したことで瞬間的にドル買いが強まり一時1.1325ドルと日通し安値を付けたものの、FOMC政策金利見通しで『米国のゼロ金利政策が予想以上に長引く』との観測が高まると米金利低下とともにドル売りが優勢となり、一時1.1422ドルと3月10日以来3カ月ぶりの高値を付けた。ただ、1.14ドル台では戻りを売りたい向きも多く滞空時間は短かった。直近高値である3月9日の1.1495ドルがレジスタンスとして意識された面もあり、1.1362ドル付近まで押し戻された。 

 

NY原油先物市場は続伸:40ドル手前で利食い売り優勢に

NY原油先物市場は37.73ドル-39.91ドルのレンジ相場となった。NY午前は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表前に、利食い売りなども入り前日比マイナスでの取引が続いた。しかし、徐々にNYダウの下げ幅が縮まり、FOMC後にNYダウが上昇に転じると、原油先物価格も40ドル手前まで連れ高となった。しかし、39ドル台後半では利食い売りも観測された。なお本日発表されたEIA石油在庫統計米原油在庫は2週間ぶりに増加した。 

 

NY金先物市場は反落:FOMCでゼロ金利政策を維持する方針を好感

NY金先物市場は1714.10-1749.40ドルのレンジ相場となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に神経質な動きになった。NY午前までは欧州株やNYダウの下落を嫌気し堅調に推移していた。しかし、ナスダック総合が10000台を維持しながら史上最高値を更新したことや、NYダウも下げ幅を縮小したことで、金先物価格は急速に上げ幅を消して反落して引けた。もっとも引け後の時間外取引では、FOMCで2022年までゼロ金利を維持する方針を示したことで、底堅い展開となった。 

 

米国債券市場は続伸:ゼロ金利政策の長期化観測を好感

米国債券市場で長期ゾーンは3日続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.09%引き(価格は上昇)0.73%で終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けてゼロ金利政策の長期化観測が高まり債券買いが優勢となった。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が会見で『イールドカーブ・コントロール(YCC)について議論している』と明らかにしたことも債券買いを誘った。市場では『必要なら年後半にYCCが導入される可能性がある』との声が聞かれ、米金利が相対的に低い水準にとどまるとの見方が台頭した。 

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2020/06/10/07:39:38

米国株式市場はまちまち:FOMC結果公表前に利益確定売り

NYダウは300.14ドル安の27272.30ドル、ナスダックは29.01ポイント高の9953.75ポイントで取引を終了した。米国の4月JOLT求人件数が2014年来で最小を記録し速やかな回復期待が後退、投資家心理の悪化で下落して寄り付いた。また、翌日の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を前に利益確定の売りが優勢となった。前日までに6日続伸し約3カ月半ぶりの高値を付けていただけに高値警戒感も出ていた。一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸し、同29.01ポイント高の9953.75と史上最高値で取引を終えた。初めて10,000の大台に乗せる場面があった。VIX指数は25.81から27.57へ上昇した。

 

NY外国為替市場:FOMC結果公表を控え思惑的なドル売り

ドル/円は、NY市場序盤に一時108.25円付近まで戻す場面もあったが、9-10日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)で国債利回りに誘導目標を設ける『イールドカーブ・コントロール』が議論されるとの思惑から米長期金利が低下すると全般ドル売りが優勢となった。市場では『200日移動平均線が位置する108.44円を下抜けたことでテクニカル的な売りが出やすい』との指摘もあり、一時107.62円と日通し安値を付けた。ただ、一目均衡表雲の上限107.53円や2日の安値107.51円やサポートとして意識されると下げ止まった。 

 

ユーロ/ドルは、欧州時間に一時1.1241ドルと日通し安値を付けたあとはじり高の展開になった。明日のFOMC結果公表を前に思惑的なドル売りが優勢となり、一時1.1364ドルと日通し高値を付けた。ただ、NY午後に入ると明日の米重要イベントを控えて徐々に様子見ムードが強まった。

 

NY原油先物市場は反発:米株市場の下げ幅を縮小を好感した買い戻し

NY原油先物市場は37.07ドル-39.10ドルのレンジ相場となった。原油先物相場は乱高下を繰り返した。欧州入り後は欧州株の下落を嫌気し37ドル台前半まで一時弱含んだ。しかし、反落して始まった米株式市場が徐々に下げ幅を縮め、ナスダック総合に至っては史上最高値を再び更新し、1万の大台を一時初めて付けたことを好感し、原油先物価格は引け前にかけて買いが強まり39ドル台まで上昇する場面もあった。 

 

NY金先物市場は続伸:ドル安と株高一服で買い優勢

NY金先物市場は1697.60-1729.40ドルのレンジ相場となった。ドルが全面安となったことや、ナスダック総合は上昇しているとはいえ、ダウ平均や欧州株式市場が続落したことで、安全資産とされる金先物は昨日に続いて上昇した。9日のアジア市場で一時1697.60ドルまで下げたが、1700ドル台を再び回復した後は安全逃避的な買いが優勢となった。

 

米国債券市場は続伸:持ち高調整目的の買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは続伸(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.05%低い(価格は上昇)0.82%で終了した。米連邦公開市場委員会(FOMC)がイールドカーブ・コントロール(YCC)やマイナス金利についてどのような判断を示すのか注目される中、持ち高調整目的の買いが優勢となった。 

 

 

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2020/06/09/07:40:09

米国株式市場は上昇:米経済活動の正常化への期待から買い優勢

NYダウは461.46ドル高の27572.44ドル、ナスダックは110.67ポイント高の9924.75ポイントで取引を終了した。米経済活動が早期に正常化するとの期待から、景気敏感株を中心に買いが優勢となった。NY市では第1段階の新型コロナウイルス感染抑制策緩和が始まった。また、全米各地で起きている黒人男性暴行死への抗議デモについては『暴動が沈静化し、概して平和的』との声が聞かれた。ハイテク株の比率が高いナスダックは続伸し、史上最高値で取引を終えた。VIX指数は24.52から25.81へ上昇した。

 

NY外国為替市場:米景気の縮小懸念から円買い・ドル売り優勢

ドル/円は、『今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でイールドカーブコントロールが議論される可能性』との一部報道を手掛かりにNY市場でも円高・ドル安が進んだ。米10年債利回りが0.8602%前後まで低下したことなども円買い・ドル売りを促し、前週末の安値109.05円を下抜けると一時108.24円まで下げ足を速めた。市場では『一目均衡表転換線が位置する108.47円や200日移動平均線108.43円などの重要なチャートポイントを割り込んだため売りが出やすい』との声が聞かれた。なお、全米経済研究所(NBER)はこの日、新型コロナウイルスのパンデミックや公衆衛生を守るための対応など、過去とは異なる要因が米景気の縮小をもたらしたと指摘した。『前例のない規模で雇用や生産が落ち込み、それが経済全体に影響をもたらしている』として、米経済は景気後退期に入ったと認定した。 

 

ユーロ/ドルは、NY市場では円絡みの取引が中心となったため、相場は方向感が出なかった。なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は欧州議会で、『新型コロナのパンデミックを受けてECBが実施した刺激策はユーロ圏が直面しているリスクに相応』との見解を示したものの、相場の反応は限られた。 

 

NY原油先物市場は反落:原油需要を巡る思惑などから売り優勢

NY原油先物市場は37.96ドル-40.44ドルのレンジ相場となった。アジア時間では6日に開かれたOPECプラスで大規模減産の延長合意を好感し、原油先物価格は堅調に推移していた。しかしサウジアラビアなどが自主的に実施していた追加減産については延長をしないことを決定したことで、徐々に弱含み5営業日ぶりに反落した。8日のアジア市場で40.44ドルまで買われたが、原油需要を巡る思惑などで利食い売りが活発となり、ニューヨーク市場で一時37.96ドルまで下落。ただ、その後は米国株高を意識して下げ渋り、時間外取引では38ドル台前半でのもみ合いが続いた。

 

NY金先物市場は反発:米雇用拡大に対する懐疑的な見方もあり買い戻し

NY金先物市場は1680.70-1707.60ドルのレンジ相場となった。NZドル/ドルが1月後半以来のドル安・NZドル高になったことをはじめ、ドルが全体的に弱含んだことで金先物価格は反発した。先週末の雇用統計で大幅に下落したこともあり、買い戻しが入りやすい地合いでもあった。また、米長期金利の上昇が一服していることや、原油価格の反落を意識したことも買い材料となった。さらに、先週5日に発表された5月の米雇用統計は大幅な改善を示したが、持続的な雇用拡大に対する懐疑的な見方は残されており、安全資産である金を買い戻す動きが広がった。

 

米国債券市場は反発:FOMCで追加緩和の思惑から買い優勢

米国債券市場で長期ゾーンは6営業日ぶりに反発(利回りは低下)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.02%低い(価格は上昇)0.87%で終了した。『今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)でイールドカーブコントロールが議論される可能性』との一部報道を手掛かりに債券買いが進んだ。堅調な3年債入札も相場の支援材料となった。

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2020/06/08/03:01:39

米国株式市場は上昇:米国の雇用回復が示されたため買い優勢に

NYダウは829.16ドル高の27110.98ドル、ナスダックは198.27ポイント高の9814.08ポイントで取引を終了した。世界的な経済活動の再開に伴う景気回復期待が引き続き相場を支えたほか、5月の雇用統計で予想以上に速い雇用の回復が示されたためV字型回復期待が高まり、投資家心理の改善で買いが先行した。トランプ大統領が会見で、給与税減税など一段の刺激策を要請していく方針を示すと上げ幅を拡大し、終日堅調推移となった。NYダウの上げ幅は一時1000ドルを超えた。VIX指数は25.81から24.52へ低下した。

 

NY外国為替市場:リスク選好の円売り・ドル買い優勢に

ドル/円は、5月米雇用統計の予想外の改善を受けて円売り・ドル買いが優勢になると、一時109.85円と3月26日以来の高値を更新した。トランプ米大統領が『給与税減税を含む追加の景気刺激措置を通過させるよう、議会に要求する意向』を示すと、米国株が上げ幅を拡大した。投資家心理がリスク選好に傾き、円売り・ドル買いが出た面もあった。米労働省がこの日発表した5月米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比250万9000人増と市場予想平均の前月比800万人減に反して大きく増加した。失業率も13.3%と予想の19.8%より強い数字となった。米経済活動の再開で景気が回復に向かっているとの楽観論が広がり、株高と債券安(金利上昇)が進んだ。

 

ユーロ/ドルは、アジア市場では一時1.1384ドルと3月10日以来約3カ月ぶりの高値を付ける場面もあったが、NY市場ではじり安の展開となった。足もとで相場上昇が続いたあとだけに週末を控えたポジション調整目的の売りが出たほか、予想外に改善した米雇用統計を手掛かりにユーロ売り・ドル買いが進んだ。5時30分前に一時1.1279ドルと日通し安値を更新した。

 

NY原油先物市場は大幅高:需要増への期待感から買い優勢

NY原油先物市場は37.05ドル-39.68ドルのレンジ相場となった。石油輸出国機構(OPEC)プラスは、6日に会合を開くことを決めた。サウジアラビアとロシアは、減産目標に届かなかった国へ合意順守の圧力を強め、さらに現状規模の減産を最短でも1カ月延長するように求めるもよう。会合開催の決定に加え、米雇用統計が予想外に強い結果となり景気底打ち感がでたことも、需要増への期待感を高めて原油相場には買い安心感が広がった。WTI7月限は約3カ月ぶりの高値圏で週引けした。米国の石油掘削装置(リグ)稼働数は、前週比16基減少の206基となった。

 

NY金先物市場は大幅反落:リスク選好地合いから売り優勢に

NY金先物市場は1671.70-1723.20ドルのレンジ相場となった。注目された5月米雇用統計は、非農業部門雇用者数変化が250.9万人増と市場予想の800万人減から大きく改善した。失業率も13.3%と予想より強い結果となった。ポジティブサプライズに安全資産とされる金を売る動きが強まった。リスク選好地合いが強まるなか金先物は軟調に推移し、引け値ベースでは約2カ月ぶりの安値で終えた。 

 

米国債券市場は続落:べ景気回復期待高まり売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは5日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.07%高い(価格は下落)0.89%で終了した。5月米雇用統計の予想外の改善を受けて、米景気回復期待が高まった。10年債利回りは一時0.9555%前後と3月20日以来の高水準を付けた。 

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2020/06/05/07:41:04

米国株式市場はまちまち:米経済活動の再開を好感した買い

NYダウは11.93ドル高の26281.82ドル、ナスダックは67.10ポイント安の9615.81ポイントで取引を終了した。前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことで売りが先行した。市場では『足もとで相場上昇が続いたあとだけに高値警戒感も出ていた』との声が聞かれ、一時180ドル超下げた。ただ、米経済活動の再開の広がりを好感した買いが引き続き相場を支え、取引終了間際に上昇に転じた。VIX指数は25.66から25.81へわずかに上昇した。

 

NY外国為替市場:米長期金利上昇でドル買い・円売り優勢

ドル/円は、前週分の米新規失業保険申請件数が予想より弱い内容となったことが相場の重石となり一時108.62円と日通し安値を付けたものの、前日の安値108.42円が目先サポートとして働くと買い戻しが優勢になった。米10年債利回りが一時0.8267%前後と3月27日以来の高水準を付けたことも円売り・ドル買いを誘った。一時は180ドル超下落したNYダウがプラス圏を回復したことも相場の支援し、一時109.20円と4月7日以来約2カ月ぶりの高値を付けた。

 

ユーロ/ドルは、欧州市場では一時1.1195ドルと日通し安値を付けたものの、NY市場では底堅い展開となった。欧州中央銀行(ECB)はこの日の定例理事会で、新型コロナウイルス対策として導入したパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を6000億ユーロ増額し、1兆3500億ユーロに拡充する追加緩和策を決定した。PEPPの実施期間も少なくとも2021年6月末まで6カ月延長するとした。ラガルドECB総裁は理事会後の会見で『ユーロ圏経済は前例のない収縮を経験している』『必要なら全ての政策措置を調整する用意』と述べ、異例の金融緩和で経済を下支えする姿勢を示した。この結果を受けてユーロ圏景気が下支えされるとの見方からユーロ買いが優勢となり、一時1.1362ドルと3月11日以来約3カ月ぶりの高値を付けた。

 

NY原油先物市場は続伸:原油需要回復期待が下支え

NY原油先物市場は36.38ドル-37.62ドルのレンジ相場となった。『石油輸出国機構(OPEC)プラス会議、前倒し開催せず』との見方が広まり、原油先物は36ドル台で売りが先行した。もっとも、サウジとロシアが主導する協調減産延長への期待感は根強く、NY午後には37ドル台を回復し底堅いまま引けた。4日のアジア市場で36.38ドルまで下げたが、ニューヨーク市場ではユーロ高を意識して一時37.62ドルまで買われた。ユーロ圏の財政出動などを含めた世界経済の再起動によって原油需要はある程度増加する可能性があることから、原油先物はやや下げ渋った。

 

NY金先物市場は反発:ポジション調整後の押し目買い優勢

NY金先物市場は1698.90-1729.00ドルのレンジ相場となった。前週分の米新規失業保険申請件数や失業保険継続受給者数が予想より悪化したことを受け、安全資産の金は買い戻しが先行した。為替相場でドルが対ユーロで大きく売られたこともドル建ての金先物の支えとなった。4日のアジア市場で1698.90ドルまで売られたが、ポジション調整目的の売り一巡後は押し目買いが優勢となった。欧米株式が伸び悩んだことも金先物相場を下支えした。

 

米国債券市場は続落:独長期債売りに連れた売り優勢

米国債券市場で長期ゾーンは4日続落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前営業日比0.08%高い(価格は下落)0.82%で終了した。欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和策を受けて独長期債が下落したことで、米国債にも売りが波及した。米10年債利回りは一時0.8267%前後と3月27日以来の高水準を付けた。

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