★NY株式市場は上昇:米経済の楽観的な見方が広がり買い優勢
NYダウは253.04ドル高の24893.49、ナスダックは130.10ポイント高の7143.62で取引を終了した。良好な米1月消費者物価指数(CPI)を受け、利上げ加速への警戒感から一時150ドル超下落して始まった。その後は、原油価格が上昇したことや、複数の主要企業決算が好感されたほか、ハイテク株や金融株を中心に押し目買いが活発化し一転上昇した。米経済への楽観的な見方も広がり、堅調推移となった。VIX指数は24.97から19.26へ大幅低下した。
★NY外国為替市場:幅広くドル安傾向強まる
ドル/円は、米1月CPIが市場予想上回る強い結果となったことが伝わると、米長期金利の急伸とともに107.56円まで値を上げた。しかし、同時に発表された米1月小売売上高が低調だったうえ、NYダウ先物が急落したため直ぐに失速した。ドルは欧州通貨や資源国通貨など幅広い通貨に対してドル安が強まった。一時2016年11月14日以来の安値となる106.70円まで値を下げた。その後NYダウが150ドル超安から280ドル超高まで上昇したうえ、米長期金利が一段高となったため下げ渋った。ユーロ/ドルは、良好な米インフレ指標が伝わると一時1.2276ドルまで売り込まれたが、その後は一転してドル売りが優勢となった流れに急反発した。
★NY原油先物市場は反発:予想を下回る原油在庫増を好感
NY原油先物市場は一時60.65ドルまで買われた。米エネルギー省が発表した週間在庫統計で原油在庫が予想ほど増えず、需給悪化への適度な警戒感が和らいだ。また、主要通貨に対してドルが弱含んだことが買い材料となった。さらに、NYダウの反転も意識された。
★NY金・銀先物市場は上昇:全般ドル安を好感した買い
NY金先物市場は一時1358.60ドルまで買われた。この日発表された米1月小売売上高は予想に反して減少したことや、12月実績が前月比+0.4%から0.0%に下方修正されたことが買い材料となった。また、ドルが主要通貨に対して弱含みとなったことや、米財政赤字増大に対する懸念が浮上していることも買い材料視された。
★米国債券市場は反落:良好なインフレ指標受け売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.08%高い(価格は下落)2.91%で終了した。2014年1月10日以来の水準を付けた。米1月消費者物価指数が強い内容だったことを受け、債券売りが活発化した。
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