★米国株式市場は上昇:年末を控えて手掛かり材料難
NYダウは63.21ドル高の24837.51、ナスダックは10.82ポイント高の6950.16で取引を終了した。週間新規失業保険申請件数が前週比横ばいとなり、労働情勢の堅調さが示され、買いが先行した。閑散相場が続く中、原油高や長期金利の上昇を受けてエネルギー関連や金融関連株への買いが相場を支えた。ただ、年末を控えて手掛かり材料に乏しかった。VIX指数は10.47から10.18へ低下した。
★NY外国為替市場:ドル/円は113円が上値抵抗
ドル/円は、112円台後半での方向感を欠いた動きとなった。日経先物や米長期金利の上昇を手掛かりに一時112.99円まで上昇する場面もあったが、113円手前で上値が重くなった。ユーロ/ドルは、ユーロクロスの上昇につれた買いが入り、一時1.1959ドルまで値を上げた。しかし、引けにかけては持ち高調整の売りに押されて伸び悩んだ。
★NY原油先物市場は反発:予想以上の原油在庫減少を好感
NY原油先物市場は一時59.88ドルまで買われた。米エネルギー情報局(EIA)が発表した週次原油在庫統計で、減少幅は市場予想を上回ったことや、主要通貨に対してドルが弱含みとなったことが買い材料となった。足元の需給関係はひっ迫しており、原油価格は底堅い展開となっている。60ドル近辺では利食い売りの興味が残されているものの、時間外取引では59.94ドルまで買われた。
★NY金・銀先物市場は上昇:ドル安・地政学リスク増大で買い優勢
NY金先物市場は一時1297.30ドルまで上昇した。対ユーロ中心に主要通貨に対してドルが弱含んだことや、北朝鮮情勢における地政学リスク増大に対する警戒感が高まったことが金買いを下支えした。ただ、1300ドル近辺では利食い売りも強く、金は上げ渋る展開となった。
★米国債券市場は反落:米7年物国債入札不調で売り優勢
米国債券市場で長期ゾーンは5営業日ぶりに反落(利回りは上昇)した。米10年物国債利回りは前日比0.02%高い(価格は下落)2.43%で終了した。米7年物国債入札が低調な結果となったことを受けた売りが出た。また、米国株高も相場の重しとなった。
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