FITS エコノミックレポート

朝の市場コメント!

米国市場はプレジデンツデーで休場

米国株式市場、NY原油先物、NY金先物市場、米国債券市場は休場

 

NY外国為替市場:市場参加者少なく方向感欠く展開

ユーロ/ドルは、一時1.0670ドルと本日安値を付けたものの、売りが一巡すると徐々に下値を切り上げた。24時過ぎには1.0694ドル付近まで下げ渋った。そのあとは米市場がプレジデンツデーの祝日で休場だったことから市場参加者が激減し、1.06ドル台後半で値動きが鈍った。なお、欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるレーン・フィンランド中銀総裁は『3月以降の利上げは適切、ターミナルレートの到達は夏ごろになる可能性』と発言したものの、相場の反応は限られた。

 

ドル/円は、前週末の安値133.94円を下抜けて、一時133.93円と日通し安値を付けたものの、NY市場が休場となる中、一本調子で下落する展開にはならなかった。6時30分前には134.30円付近まで持ち直した。

 

日経平均の値幅1年2カ月ぶりの狭さ

日本株のこう着感が強まっている。20日は日経平均株価の日中値幅(高値と安値)が105円と、2021年12月24日以来益年2カ月ぶりの狭さだった。米国で堅調な経済・物価指標が続く一方、金融引き締めの長期化が意識されるなど、米景気の先行きに強弱感が交錯して持ち高を傾けにくくなっている。執行部の交代が迫る日銀の金融政策の行方を見極めたいとの空気も強い。

 

中国株には今後20%ほどリターンを期待:ゴールドマン

ゴールドマン・サックスは20日付リポートで『MSCI I中国株指数は昨年10月下旬に付けた安値から59%上昇し、旧正月の連休直近の高値を付けた後、ここ1カ月で9%調整した(これに対し、新興国は3%安、先進国は2%高)。このため投資家は、経済再開が主導する上昇相場の持続性や、市場を押し上げる可能性のある触媒について疑問を呈している』と指摘。ゴールドマンでは『今後12カ月間で中国株から20%程度のリターンを以前として期待している。株式市場の主要テーマは徐々に経済再開から経済回復へと移行すると考えており、潜在的な利益の原動力は、典型的な株式サイクルにおける期待から成長のフェーズへの移行を思わせるように、マルチブル(想定倍率)の拡大から利益の成長・提供へと展開する可能性が高い』とみていた。

 

米国向けコンテナ輸送は1月17%減少:マイナス幅が縮小

米調査会社デカルト・データマインがまとめた1月のアジア発米国向けの海上コンテナ輸送量は、142万7796個(20フィートコンテナ換算)と前年同月に比べ17%減った。減少幅は2022年12月(23%)から縮小した。米国で底堅さを示す小売り動向を反映した可能性がある。だが、小売市場の在庫は過剰との指摘があり、荷動きが戻るかは見通しにくい。減少率の縮小など輸送量が改善の方向に転じるのは22年7月以来。米国の1月の小売売上高は前月比3%増と3カ月ぶりにプラスだった。

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